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海況読み違え、GW特訓となってしまいました。 西伊豆釣行 2015/05/03-05 [ボート釣行記]

せっかくのGW連休。大いに釣りを満喫したい!家には前にも書いたように逃走資金を置いて出かけます(笑)。

ただ、大型連休ですから早めに計画を立ててボートを予約しないと、一杯になって乗るボートが無くなってしまいます。

そこでかなり早く前から予約していました。

とはいえ昨今の不安定な天候、予約したからと言って海況が悪ければ出ることができません。

まあ、3日連続で予約しておけば、最低1日は出られるでしょう。運が良ければ2日か。

という考えで、3、4、5日と3日間予約しておきました。

日程が近づくにつれ予報も正確になってきますが・・・意外な海況予報へ。

全部出られるかも、いや、出れてしまうかも・・・。

これはまずい(笑)。

私は連荘釣行すると1日目はどんなに海況が悪くても酔うことはありませんが、2日目は頭痛がします。それで3日も連続釣行できるのか???

海況予報では全日ベタ凪そう。言い換えれば、3日間、凪倒れの怖れもあり。。。

楽しいどころか地獄の特訓になってしまいます(笑)。

対策は、1日1日できるだけ疲れを取ること。

そのためには車中泊は避け宿をとるべきですが、、、連休の行楽地で、一人で泊まらせてくれるようなホテルはありません。またホテルでないと「超」早朝チェックアウトができません。

現地で、乗合船のやっている宿があるのですが、それなら、せっかくのでかい車内、釣り道具などちゃんと整理すればけっこう広く寝るスペースが取れるので、基本、車中泊でいくことにしました。

1日の夕方に出発。連休前日?中日?湘南で多少の渋滞はありましたが、いつものようにスイスイ進行し西伊豆定宿(笑)のC港に9時頃着。

流石、GWだけあってたくさんの人がテント持込や車中泊、または徹夜で釣りをしています。

■1日目

アオリ狙いのA港から出ます。そして狙いはアオリ。

しかし・・・

潮が淀み、白っぽいというかバスクリン色の潮です。水温は最近、相模湾に抜かれましたが、この日に急激に上がったそうです。それと同時に潮も急に白く濁ってきたそうです。

反応なしも粘りますがダメ。

1ヶ所だけ、揺れアタリでクンとあたるポイントがありましたが、一発お触りだけの活性でした。

まあこの際ですから、これからのために外洋をランガンしました。

途中、気分転換にヒラメ・マゴチ狙いのキャスティングタイラバをやりましたが、こちらも何かのアタリ1回以外、なんの反応もありませんでした。

イカ、魚の反応ほぼ無しで16時まで粘りました。

そして、完ボウ長官で終了。

この潮色では明日以降も心配です。

夜は、少し車で走りますが、無料の全身マッサージ機がありますので、疲れを取りにいつもの温泉施設へ。

夜はC港に戻り車中泊。

逆に、疲労していると、多少寝苦しい車中泊でも熟睡です。

【1日目の釣果】
☆☆☆完全ボウズ☆☆☆


■2日目

B港から出船です。

朝3時に起き、テレビをつけると、伊豆諸島に津波警報が出ています。同じ伊豆がつく地域、まずくないか?

徹夜で釣りしている人や、早朝準備の漁師さんを見ても何事もなさそう。まあこちらに津波警報がでていないので大丈夫でしょう。しかしこれから伊豆の海に出ることを考えると不安ではあります。。。

今日は、タイラバ・インチク、キャスティングインチクのタックルを準備し臨みます。

予報どおりベタ凪。昨日のこともありましたので凪倒れ雰囲気ありあり。。。

案の定、朝から魚の反応なし。。。水温は上がってもそれほどではないので、相模湾よりは赤潮は出ていませんが、クラドの塊のような、ナマコの腸のような(笑)汚れが漂っています。

いつものように潮面で、攻めるポイントを探します。

ある目ぼしいポイントで、インチクをキャストし着底させ、速巻き5回転&小フォール&ストップの組み合わせで、底から2セットくらいの静止でアタリあり。

すかさず合わせると、何か掛かりました。

タックルは、ダイワのライトジギングロッドに昨年からお蔵入りしていたスピニング・アセレーション4000。それにPE1.5号&リーダー6号の余裕の組み合わせです。

ゴリ巻きで楽に上がってきたのは60cmワラサでした。
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それだけで、以降は全く反応がありません。

そして、凪でも途中の潮の流れが強いので、行くのを少し躊躇する北の好ポイント(に思える)へ向かいます。

このポイントへ安心して向える日というのも望みが薄いのかも・・・。

それでも潮面は、ウキウキワクワクするほどの様相なんですが・・・。

全然ダメ。

おそらく青物最盛期では、ヒラマサやカンパチが大いに期待できると確信しています。まだまだこのポイントは捨てられません。

今日は諦めて元に戻します。

ようやくタイラバに来たのがホウボウ35cmUP。即リリース。

やはり昨日同様、潮が悪いようです。

そうこうしているうちに南西が少し強くなってきました。波立って来たのでいつでも避難できるよう出航地の港近くに戻します。

しかし波のせいで頼みの潮面がわかりません。

水深70mで攻めてみます。

すると、何かアタリを感じられるようになりました。

時、既に14時過ぎです。いつもの時合予想アラームからは全然外れています。

まず掛かったのはホウボウ。即リリース。アタリは君か。。。でもしばらく沈黙の海だったので悪くないかも。

続いて、デカカンコ。
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そして、ようやく50cm-2kg弱マダイが来ました。
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やはりいい潮が流れてきたか、続いて40cmマダイ。
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そしてまたデカカンコ。
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波風も収まると、時合終了、一気に沈黙。

なんとか形になり終了。

【2日目の釣果】
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ワラサ 1
ホウボウ 2 ※全リリース。
マダイ 2 (50cm、40cm) 
※40cmマダイはボート屋さんへ
カンコ 2

あと1日あるので、ワラサの処理を慎重にします。血抜き、エラ・内臓取り、そして尾を折ろうとナイフで切ると、、、

でかいアニサがニョロっとで出て来ました。。。

普通、尾から出るか?・・・。意気消沈しながらしっかり腹内も洗い処理しておきます。


私の身体のほうは多少疲れてはいますが、あと1日楽勝そうです。

ただ釣果もあったので、もう釣りは飽きた(笑)。帰りたくなってきました。とはいえ直前予約キャンセルはご法度。

そこで翌日の予報を見ると、昼前から南西が強くなるとのこと。相模湾側のボート屋さんは早々に中止と出ています。

荒天ならキャンセルも仕方ないでしょう。これで仕方なく(笑)帰れます。

そこでボート屋さんに「明日は、朝早くは東だけどすぐに南西強くなるので厳しいですね?」と中止を期待する私(笑)。

ボート屋さん「(西伊豆は)東から回る南西は大丈夫。」とのこと。。。鬼コーチか。。。

まあ3日目だから午前早上がりで上等でしょう。

出船を決意します(泣)今回は特訓ですから。

夜は、近くのリゾートホテルで日帰り温泉に入り、C港へ戻ります。さらに車中泊の人が増え、車を止めるスペースがだいぶ無くなっていました。

氷を買い忘れたので、ウィスキー竹鶴をストレートでやると、もう睡眠薬です。熟睡でした。

■3日目

引き続きB港から出船です。

朝起きると、むしろ初日より体調がいいじゃないですか(笑)。やはり潮風、波音、そして熟睡に勝る薬なしですね。

海に出ると、ベタ凪です。

ただ昼前からの南西に警戒し、そう遠くへはいかないつもりです。

いつもわりとフリーな私のポイントに今日はけっこうプレジャーボートがいますが、風がないので、その中でやります。

どう見てもイワシの群れが見当たらないのですが、イワシパターンでいいとされるグリーン系のタイラバで攻めてみます。

着底から、ヒステリック3回巻き&定速やや速巻き。

前日と違い底潮がかなり効いていましたので、初投時の巻き抵抗にいい感触ありありでした。

2投目でした。グインとやや重くなり、数回のアタリでそのまま巻き掛け。掛かりました!

掛けた魚は潮が効いているので、もしや70cm級かと思わせましたが、54cmマダイでした。
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その後、9時台までに、ホウボウ1、カンコ1を交え、追加でマダイ3(48cm、40cm、30cm)を上げました。
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その他にも、マダイらしきバラしも2回ほどありました。

今日は全然活性が違います。こういう日はあまり時合は関係ありません。

その後、流石に静かになり、昼前に上がろうかと、30cmマダイをリリースし、40cmマダイもリリースするか、または連日のことなのでボート屋さん要るかな?と電話で確認してみると「是非欲しいとのこと」。

ただよく考えると連休なので、早上がりしても道路が混むかなあ、と海上で迷いながらフワフワしていました。

まあ、まずは帰り準備だけはしようと、昨日の獲物が入ったクーラーの海水の入れ替えをしようと排水しながら船首においておきました。

一瞬、あぶないぞ~と思ったのですが、凪なので大丈夫だと楽観してしまいました。

道具を片付けていると。「バッシャ~ン」と。。。

危惧した通りクーラーが海に落ちてます。

クーラーは沈みませんが・・・。

クーラーと一緒に浮いているのは、カンコ2尾だけ。

マダイとワラサは死して逃げられました。。。

沈んでゆきました。。。

今日の獲物はまだイケスに入れているので大丈夫なんですが、空しい。。。

気を取り直して、ラストに、インチクで「伝家の電動宝刀釣法」で踏ん張ることを決意します。この釣法は今後、デカ真鯛だけでなくデカ青物で威力を発揮します。

数投流しで、早速何かかかりました。いいファイトです。

が、小さいカンコでした。これは目も飛び出してなくリリース。

インチクをクリーム色グロー90gの6kg大ダイを釣ったやつに変えてみます。

これがイカに見えるのかすぐに何か掛かりました!今度はマダイでしょう。

ところが、この電動インチクのタックルはブリ対策のため、スロジグロッドでPE1.5号&リーダー6号のため、ドラグをキツめにしていました。

ガッツンガッツン頭振りをうまく吸収できないせいなのかバレました。

またインチクとはいえ、タイラバ同様、針掛かりは薄皮1枚の可能性も十分あります。やや固めのロッドならなおさらドラグを弱めていないと、プチンと皮が切れてしまう可能性大です。

掛かったときに、マダイの固い上顎に掛かっているのが確実にわかるならば、頭上高く合わせをくれてやりたいところですが、わかりますか?どこにかかっているのかを? 比較的、大ダイのチャンスの少ない関東なら毎回慎重にいきたいところです。

ドラグを緩め再投入。

前に葉山で水面で何度もやり取りしたヤリイカのようなイカとは違い、マダイは頭がいい魚なので一度バラした奴がまた食いつくはずがありません。

少しボートが流されポイント移動したところで、再トライすると、またガツンガツン掛かりました!

ドラグを緩めたとはいえ、タイラバよりキツめのドラグを引出します。リールは先日退院したフォースマスタ-400(右)です。

ラインは心配ないながら身切れを警戒しながら慎重に上げます。

60cm―2.8kgオスマダイでした! ラストでインチクでのオスマダイは嬉しいです。
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【3日目の釣果】
ホウボウ 2
マダイ 5(60cm、54cm、48cm、40cm、30cm)
      ※30cmはリリース、40cmはボート屋さんへ
カンコ 2

(持ち帰り)
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モンスターマダイは今回波長が合いませんでしたが、活性高くおもしろいタイラバ、そして久しぶり待望のインチクマダイでした。

途中、南西の強い風が吹いてきて一時、湾内に逃げ込みましたが、波はありませんでした。風は30分程度で収まり、結局2日目より安心快適で終日できました。

特訓の終了証書をいただいたような気分です(笑)。

ボート屋さんの話では、イカ船はけっこう釣って帰ってきてたが魚はダメだったんじゃあないかと、また午前たくさんいたプレジャーも昼前には全然いなくなっていたので、釣れていないのか、または南西の大シケがくるのかとビビりながらやってました(笑)。

そこで当日の同じ港の乗合船のHPで調べると
「本日、マダイに出船しました。今日は反応ありましたが食い渋かったです。釣果はマダイ0.5~0.8キロを船中6枚でした。」
という釣果???

帰港後のボート屋さんでは、連休のためかいつもの地元の人たちは見かけず、ボート屋さんの隣の住人がいらっしゃいました。話を聞くと、禁漁区でデカカサゴを釣り、通報されて漁協にこっぴどく叱られたとのこと。地元の人でこうですから、たまに外から来た人は細かなルールはわからないでしょうね。しかし知らない人が増えてくるといろいろ規制が敷かれます。

また1日目ですが、A港で釣りを終えて車をみると、ワイパーに小冊子が挟まれていました。見ると、イセエビやアワビ、サザエなどを取るのは密漁ですということと、一般人の曳釣り・トローリングは禁止ですと書いてあるものでした。

少なくとも神奈川、静岡では一般人の曳釣り、トローリングは禁止なのは普通学んで免許を取っていますが、けっこうやってますね。小冊子になって配布するくらいですからそろそろターゲットとなりうるかもしれません。そこで私も戦力プランとしていたインチク曳釣りは取りやめとすることにしました。

今日は、いつもの地元の人たちとは別に、かわいいお客さんが3人やってきました。男・女・男の幼稚園~小学生の3人兄弟で、「お魚見せてくださ~い」と(笑)。特に一番下の男の子がおもちゃみたいでかわいかったので、少しからかってあげました(笑)。真ん中の女の子には「ここ(ボート屋さん)の家族ですか?」「どこから来たんですか?」「どこで釣ったんですか?」と質問責めにあいました(笑)。帰り際に「ありがとうございました!」と皆して言って帰って行きましたので礼儀正しくかわいい子たちでした。こちらがホッこりさせてもらいました。

連休なので温泉などけっこう人が多かったですが、車の渋滞など往きと帰りもうまく避けられました。海も全日ほぼ凪で快適。

懸念の体調も日増しに快調になってゆきました。

帰ってみるとあっという間の3日間でした。

今ではあの日々が恋しいです(笑)。

行ってよかった。


タグ:マダイ

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