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R.I.P.葉山の大先輩 葉山大海荘 2015/04/12 [ボート釣行記]

4月12日(日)葉山大海荘船外機で出船しました。

予報ではやや北東風が強そうで、西伊豆より沖合に出る葉山では少し躊躇しました。

さらに水温もまだまだ低水温維持。むしろまた下がった? 

例年であれば、4月最終週あたりから上がり出すのでしょうけど、寒冷渦からの影響が強い今年の4月はどうでしょうか。

天候超不順です。。。

さて、釣りのほうですが、6時過ぎに出船できました。

出船してまずは、浅めの水深でキャストインチク。ヒラメ、マゴチ狙いも、反応なし。

そのまま水深50mへ。

タイラバスタートです。

やはり強めの北風でけっこう寒く、沖合は少し波が高くなりますので、この水深での反応をよく見ておきます。

底から5mくらいで何かしら期待できそうな魚探反応です。

タイラバを巻いていると、ガツンっときてそのまま掛かりました。

過去にこういう掛かり方のマダイあったっけなあ~?と思いを巡らせながら上げてゆきます。

グングングンと下に突っ込み、頭を振る魚、こう書けばマダイですが、明らかにパワー不足、スタミナ不足の魚です。

53cmのフッコでした。

シーバスもお土産としては歓迎ですが、せめて1、2尾くらいで十分。この反応だとシーバスしかいなさそうなので、さらに深い水深65m前後へ移動します。

そこで粘っていると、大きめのソコイトヨリがきました。

時合予想時間で、最初にシーバスを釣ったポイント、実は大ダイ実績ポイントなので、今一度戻ってトライしてみると、、、

やはり朝と同じくシーバス55cmがきました。

また深いポイントへ戻します。

その後、一発ガツンとデカいアタリのネクタイ抜き2回、誘い巻き時にガツンときてかなりの重みを乗せましたが、すぐバレ1回。

これらマダイらしき反応はありました。

その他、一発プルン?ときたアタリで、ネクタイを切られることなく、カミソリで傷つけたような傷のあった反応もありました。これは正体不明です。

その後、完全に潮が止まり、もう時間内で時合がもうありそうもないタイドグラフの状況と、日曜なので13時前に終了。

前回まったく無反応で強風苦闘の西伊豆がありましたので、今回はまあワクドキで楽しめました!

低水温でも、いい潮が動いてもう少し活性が高まれば、タイラバを1度噛みだけでなく、2度、3度追いするようになれば結果も出るでしょう。

大ダイハンターなら貧果上等です。

【今日の釣果】
フッコ 2(53,55cm)
ソコイトヨリ 1

手漕ぎマダイ名手のFさんは、小型マダイ1とサメ、イワシだったそうです。先週は、やはり手漕ぎで55cm2kgUPマダイを上げたそうです。なんでも粘りの1尾だったそうで、やはり集中力型の人ですね。

フッコは、フライにしましたが、やはり美味い! せっかくですから刺身にもしたところ、以前のイメージと違いけっこう美味かったです。

当日の刺身なので食感がよく、甘みもありました。

神経締めにしたのですが、理屈から考えるとあまり関係ないとは思いますが、でもやはり何か違うのかもしれません。

ところで話は変わりますが、以前、大海荘の人かと思っていたくらい、いつも大海荘にいた地元ベテラン釣り師のM氏(ご遺族にご了解とっていませんのでイニシャルで)がご病気で亡くなりました。

M氏は、長年この地で釣りをし、葉山の海を知り尽くし、特にアマダイの達人でした。一度アマダイ釣りから帰ってきたイケスを見せてもらうと、40~50cmのアマダイ数匹がまだ元気に泳いでいたのに驚かせられたこともありました。

今日、沖から浜へ戻ると、大海荘のご主人が神妙に、Mさんが亡くなったことと、遺言で、私にこの竿をもらってほしい、と1本のロッドを手渡されました。

アングラーズリパブリック パームスエルア アーマークラッド FOAS-78 SPRINT
ティップランロッドでした。

M氏はアオリ釣りも好きでしたから、この竿を買われたのでしょう。

見ると、まだ保証タグがついていました。1回も使っていなかったみたいです。

きっとこの竿で、ガツンとアオリを掛けたかったことでしょうね。

そして、死を覚悟した時期に私を思い起こして竿を譲ってくれるとのご遺言。釣り人としてこんな嬉しいことはありません。

Mさんのご冥福を心よりお祈りするとともに、この竿でデカアオリを掛け、その感謝の念をMさんに届けます。



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