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今年も1.X連荘・1300km移動 西伊豆船外機 2016/5/28・29 [ボート釣行記]

5月28日(土)の元々の予定は、西伊豆B港出船の予定でした。

ところが、大阪のクライアントからの要望で27日(金)に大阪出張決定。

それで前回少し書いたように、28日(土)の西伊豆は早々に取り止め、土曜日は寄り道京都でじっくり時間がとれそうということで、釣りは日曜日の葉山のつもりでした。

そこへ木曜日の夜に、突然の電話が・・・

ちょうど前回の西伊豆の記事で書いた、昨年の春アオリ以来、約1年利用していないA港ボート屋の若旦那でした。

「今ねえ、イケスが入って、ヒラスズキが凄いしブリも入ってきていて最盛期だから」と。

今までで、こんな電話初めてでした。それだけに相当凄いんじゃないか?!

私としては、他の西伊豆の釣具店の情報で、今、西伊豆のアオリがけっこういい感じなので、アオリ本気狙いのA港なら、こりゃアオリも大チャンスだと。

若旦那と話しながら即決定。

土曜日はもう予約で一杯だそうなので日曜日に、というより、土曜日の夜から日曜まで貸してくれないかと頼むとOKとのこと(笑)。

前日夕方18時から翌朝9時まで貸しますよ~となりましたが、後でタイドグラフを見ると翌朝9時台は外せないので10時としてもらいました。

なんでも10時からは別件で私の借りるボートを使うとか。何かの漁か、仕事なんでしょう。

いずれにしても日曜日なので、自分としても制限をつけてもらえば早く帰れます(笑)。

そんな流れで、

(金曜日)
早朝4時起きで大阪へ向かい1日ミーティング。

仕事の後、夕方に京都着。ホテルで宿泊。

(土曜日)
早朝5時起きで6時台の新幹線に。さて、何のための京都泊だったのでしょうか(笑)

朝9時に帰宅。

釣りの準備をして、12時前には西伊豆へ向けて出発。

15時過ぎに西伊豆B港着。

この日の朝までの西伊豆の釣具店の情報では3キロオーバーが出るなど、西伊豆のアオリは未だ好調だったので、先日1.5キロアオリを釣ったポイントで、今度は陸っぱりからやってみます。

ここに入るのに干潮でないと苦労しそうです。

改めて陸から見ると浅すぎ感もあり日中は厳しいか? それに確認したはずの藻もそんなにありません。あれからまた枯れてしまったのか?

1時間弱やり、なんとかマルイカGETで終了。

ボート予約のA港についたのが夕方17時。

夜借りるといっても、夜間灯はついていないので暗い中走り回ることはできません。日が伸びているので、まだ明るいうちに今年初のA港内ポイントを巡ります。

しかし・・・これまでの実績ポイントは昨年同様、藻枯れ状態でした。

それ以上に気になったのが、アオリ狙いの釣り師が、見た限りでは皆無でした。

ここ最近の西伊豆のアオリ活況からすれば、こちらの地元のアオリ師が朝となく夜となくいないわけがないんですが・・・。

私のほうも全然感触ありません。

そもそもボート屋さんからの情報は、「ヒラスズキ」ですから、アオリとは言っていません。逆に集まってきた大型魚を嫌ったか・・・。

そのヒラスズキももうここ数日は、全然ダメだそうで・・・。

暗くなったのでこの日は終了。

夜はホテル泊。

(日曜日)
早朝2時起きです。

朝3時30分にボートを準備して、まだ暗いのでボートでの「ほぼ陸っぱり」アオリ。

やはり昨年もいた車中泊で陣取る陸っぱりアオリ師がいましたので、聞いたところ、この日はダメだそうです。

明るくなってからボートで繰り出し、藻場アオリは諦め、かつて西伊豆ボート初体験でほぼキロオーバーばかり9杯釣った岩礁ポイントで腹を括ります。

なんとか、400gメスアオリ1杯。

どうも西伊豆のアオリ好機は、前日土曜日の午前中に終了したようです。というかA港では、地元のアオリ浮釣り師が全然いないので、そもそもここは未だ厳しいのかもしれません。

土曜日のボート客も、朝から1日でエギの人が800g1杯、アジ餌の人で小型2杯だけだったそうです。

空もピーカンになり、このまま粘ると危なそう。仮に時合があって、なんとかキロオーバー程度では辛い。

まあまたいつかのチャンス待ちとします。

ジギング、タイラバにチェンジします。

今回、持ち込んでいるタックルはエギング1本と、余裕があればヒラズズキをタイラバかジギングで狙おうと、いつものスピニングタイラバタックルを1本用意していました。

こんなにまったりしたピーカンだと、もうヒラスズキはアオリ以上に無理でしょうから、マダイ狙いにします。

湾内でベイト反応に当てて少しやりましたが、潮が淀んでいて魚の活性を感じません。

一気にA港近くのマダイポイント、外海へ出ます。

しかし、、、西伊豆特有のなんのアタリも感触もない状況。

なんとか極小チャリコがいきなり掛かりました。
DSC_0818.JPG

そして最初にボートを返す時間としていた9時、時合予想時間です。

ただこんな「死の海」感で急に変わるかな。。。

するとまず「潮でない潮目」ができ始め、タイラバもやや斜めにホールドされるようになってきました。

もしかして来るかも、と思いながらもダメ。

タイラバをチェンジ。

すると、着底1回目からの巻き上げでグングングンとロッドが引き込まれました。

乗った! 巻きを強めてのフッキングをしておきます。

ドラグを鳴らし突っ込んできましたが、距離走らないのでマダイです。

そのまま空回り分のドラグ音聞きながら定スピードで巻いてゆきます。

ところがラインマーカーを見ると全然巻けていない、、、けっこうな重量感だったので巻けているかと勘違い。

グングングングンと時折突っ込みますが、マダイですので瞬発系短距離走者です。

中層やや下でしょうか、なんとか上げてきましたが・・・

このマダイが「よっしゃあああ!」と叫んだのが聞こえました(笑)

プツンと肉が切れたような感触とともに、、、

またバラしました・・・。

ジギングロッドは固いから頭振りで、、、こんな言い訳でよろしいでしょうか。。。

たぶん、大型アオモン後遺症でしょう(笑)。

その時点で、潮面が一変しているのに気づきます。

これは時合でしょ。

気を取り直してその場で再投入します。

よく考えると、バラした直後のポイントでは釣れなくなるとも言います。

しかし先ほどのやり取りした時間も考えると時合もそんなにあるわけではないので急ぎます。

すると、2回目くらいの着底からの巻き上げで、また穂先が重くなりゴツゴツゴツと引き込まれました。

乗りました!

ただ先ほどよりだいぶ軽いか?と思った瞬間、ギュルギュルギュルギュルとドラグを鳴らしてきました。

船底を跨いで反対側へ走ってゆきます。

今度は大型アオモンのようです。

走られモードから、ようやく巻き取りモードで落ち着いてくると、先にバラしたやつより重量感はありません。

ワラサか?

んんん?

グングングンと休み泳ぎを、、、しない。

途中の突っ込みもマダイっぽくなりました。

これはマダイだな。。。

やはり水中に見えてきたのは白い魚体。60cmちょいのマダイでした。。。

ゴっつい容姿のマダイでデカイ尾びれ! 引きも凄いものがありました。
DSC_0816.JPG

DSC_0822.JPG

そろそろ上がりの時間ということで9時少し過ぎに終了。

後で気づきましたが携帯にボート屋さんからの着信が入っていました。

岸に近づくとボート屋の若旦那が手を振っています。時間内だが、仕事で急いでいるんだ。

荷物下ろしを手伝ってくれ、どこか嬉しそうです。

若旦那「これからこのボート、観光で使うんですよ」と。

へ~そんな仕事もやってるんだ。

「彼女なんですよ」

デートかっ!

まあ、若旦那には幸せになってもらいたいのと、私も時間制限がないと日曜日ながら夕方までやる危険があるんでOKです(笑)。

全て後片付けしても現地を11時前には出発でき、また東名も事故渋滞情報がないか随時チェックしながら乗り、13時内には帰宅できました。

葉山で釣りしているより早く帰りました。

この前日夕方着~未明・早朝釣りパターンは、アオリだけでなく、アオモンジギングポイントの近いこちらA港のいい実績となりました。

今後、若旦那には「いつものパターンでお願い」で通じそうです(笑)。

今回は、横浜~大阪~京都~横浜~西伊豆~横浜と、約1300km行程 -全てが素敵な3日間でした。

【今回の釣果】
マルイカ 1
アオリ  1
マダイ  2(チャリコ、62cm)

前回、葉山で釣った美しいマダイですがアニサキスがいました。とはいえ肛門付近だけで刺身でも問題なしでした。ただ葉山のマダイでアニサキスがいたのはこれで2~3回目です。

このアニサキスを観察し、端を少し切ってみると、それだけでやはり死んでしまいました。酢や塩では死なないアニサもやはり傷には弱いようですね。

またこの葉山マダイは食感がフニャフニャでした。見かけで期待していただけに残念でしたが旨みはありましたので、昆布締めにしたところナイス!あと、残りの柵もペーパータオルを細目に変え数日寝かせでOKでした。

京都では居酒屋でマダイ刺身を研究。身が生きていてプリプリ感でまあまあの旨みもあり。これは活きた養殖マダイで客に出す直前に締める良さですね。

今回の西伊豆マダイはどうでしょう。白子がだいぶ小さくなり麦わらマダイに近くなってきていますが、やはり遊泳力のある鳴門骨マダイ。釣った当日でも旨みが十分ありました。これから水抜き寝かせでけっこう美味くなる予感がします。


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