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春の気配 西伊豆船外機 2016/03/05 [ボート釣行記]

3月5日(土)、
ようやく1月16日の釣行以来、西伊豆、それも凪予報で釣行することができました。

前日は、夢見の悪いほうのホテル泊。
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夜、海辺に建つこのホテルに着いたときには、風の音もしなければ波の音もしない・・・すごい凪。

そして朝も同様でした。

前日の予報で出船できるのは間違いなし、と確信できた日はいつ以来でしょうか。

これだけで最高の気分です。

ただ、釣りのことを考えると凪倒れが心配なところですが、久しぶりの西伊豆でなおかつ最高な凪、これで充分です。

それでもここ最近、黒潮の接近で水温が17℃になっているので、ベタ凪下でも期待はあります。

ところが釣行後に分かったことですが、ダイバーサイトを見ると、この日いきなり3℃ダウンしていたそうです・・・

いきなりの14℃へ急降下!

こんなの事前に知っていたら釣りからクルージング景観鑑賞に完全にチェンジしていたことでしょう。

日の出もだいぶ早くなり6時少し過ぎには出船。今日のベストイメージは、スピニングインチクで、大鯛かブリを上げることです。

実際の海況は、凪はいいのですが、潮面がよくありません・・・。

タイラバからスタートです。

タイラバは葉山でも西伊豆でも最近一番実績出しています赤系ウェイトにブラウンドラゴンです。

タックルは、オシアカルカッタ301HG&PE0.8に、クロスステージのライトジギングロッドでタイラバとしてはハードタックルです。

前回感じたオシアカルカッタのフォール感の問題は、下巻きをしてスプール一杯にラインを膨らませることによりだいぶ改善されましたので、今後も使えそうです。

しかし魚のほうは全然気配なし。潮の動きがタルくまたボートがあまり流れないので、タイラバが真下に近く、これは水温低下を知らずとも釣れない様相。。。

先日の葉山での反省を思い出し、積極的にボートでの斜め引きセッティングをやるようにしました。

そしてタイラバをレッドウェイト&ブラウンドラゴンを見切り、やはり葉山でも人気(魚気)の高いクリームグロー系を紅牙のパーツで新たに作りましたので、これに交換します。
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また、昨年来の実績ポイントもことごとく反応がないので見切ります。とにかく浅場ですら魚の魚探反応があまりありません。

実際の水温は知りませんが、今日はなんか怪しいなあとは感じてます(笑)。

6kg大ダイの原点回帰のポイントへ移します。

水深90mでも斜め引きを実行します。ただ風もないし潮流れも悪いので斜めにする方向が定まらず苦戦します。さらに斜めにしてもすぐ真下に戻ってきてしまいます。

ただでさえ西伊豆では葉山と違い、陸地の地形、海底地形が複雑なので、少し移動しただけで、風の方向、潮の方向が変わることが多々ありドテラ流しは苦戦します。

移動したポイントでは、底にあるタイラバに少し抵抗を感じるので底潮がやんわり動いているか?

苦心しながらもライン出し130m以上で、まだ慣れぬオシアカルカッタでやや早巻き。

するとようやくゴツンと一発アタリ発生。巻きスピードダウン。さらにゴツンと来てホールドされている感覚を感じ、絞り巻き。

重みが確実なところで引き合わせ、乗りました!

7:40、55cmマダイでした。
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このリールを使うと安心感と引き換えに、花屋敷のジェットコースター的なスリル感が無く、割と楽に上がってきました。。。

時合かとスタンバイしましたが全く気配なく。

次は、約1時間半後の9:00でした。

タイラバを数回巻き上げ後、ラインが縦になったので、再度、斜めセッティングをしようとしたときに、これちょっとボートで曳き誘いしてみるかと思いつきました。

素人の曳釣りは禁止ですし、やたら曳いてもタイラバが浮き上がるだけですので、微速で場所移動10~20m程度のボート曳きです。

すると穂先がゴツン、ゴツンと不自然な動きから抑えこまれました。

これで53cmマダイが掛かりました。
DSC_0551.JPGDSC_0553.JPG

これなら確かに、ボートがしっかり流れる日なら、巻き上げをせずにそのまま置いておくだけでいけますね。

次がその30分後、9:30頃。

やはりかなりの斜め引きで、ゴツン1~2発アタリからの掛けで、60cmマダイ。
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そしてホウボウも追加(リリース)。

ここで完全に潮が寝てしまいましたので、午前の部、終了です。

ボートの移動でイケスの海水が抜けてしまいマダイが弱ってしまいますので、ここでマダイを締めておきます。
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午前9時でマダイ3尾釣れましたが、釣れたのはクリームグロータイラバのみ。そして斜め引きのみ、さらにここ最近の実績ポイントを捨てなければかなり危うい釣果だったと思います。

もちろん、普通のバーティカル巻き、本業のインチク、ワーミングも何度もトライしましたが全然反応なしでした。

午後からは、完全に死の海が続きます。

先日の葉山のこともありましたので、今回は食用の冷凍車エビ小サイズを5本だけ持ってきていました。

これで一つテンヤやらエビラバなど試しますが、外道の齧り、アタリすらありません。

ポイント上で置き竿にしておいても、底に置いておいても、こんな贅沢な車エビでさえ何にも齧られません。。。

ダメだこりゃ・・・

終了時間がきました。

昼近くで電動タックルも準備していましたので、片づけしながらもこちらは海に突っ込んでおきます。

ただあんまりギャンギャン電動でやると壊れるので休み休みやります。そのため置き竿状態が長くなります。

一度、仕掛けを上げてみると、デカめの車エビが尾の部分2cmくらい残して食われていました。

マダイです。一口でカプッとやったような食い跡に見えました。

こちらの電動タックルでは、タイラバはレッド&ブラウンドラゴンを付けていたので、エビなしでそのまま落としてみますと、

縦の着底の巻き上げで即、タイラバらしいアタリ!ガツガツガツ、プルプルプルとアタリが来ました!

このプルプルは針が何かしらかかったシグナルと思いますが、残念、乗りませんでした。

ん? 時合かもしれない。

これまで、車エビですら何者からの齧りもなく、タイラバでも縦の巻き上げでは全く反応なく、朝からガツガツアタリが一切なかったので手応えを感じます。

流し直しましたがダメ、もうアタリなし。

時合ではなかったか。単なるマダイの気まぐれか(笑)

潮面自体ははのっぺらぼう。

終了!

道具の全てを片づけながら、それでも時合のような気がするがなあと、往生際悪く、伝家の電動宝刀釣法(ホルダ置き電動巻き)をやっておきます。

しかしタイラバは真下で、紅牙XHB(ハード調子)の穂先が折れそう。。。

お片付け、お片付け。

すると?!

電動の音が変わりました。ウィンウィン唸り、見るとスプールが止まってます。

何かいい型もんがかかりました。手にとると、潮の流れが弱い中、けっこうな重量感

マダイに間違いなし。ドラグを突っ込んだときだけ効く程度に調整しながらも、ポンピングでないと上がりません。

やはりマダイもいい型になるとかなり引きます。間違いなく70cmオーバーだなと。

しかし(自宅検測ですが)69cmマダイでした。先日の葉山とほぼ同じ体長なのにかなりの引きでした。
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それもそのはず血抜き&自宅検量で4kgもありました。かなりパワフルなマダイでした。

やはり時合です!

が、当然これで終了します。

陸に着くと、ボート屋のご主人が、「今日は水温がかなり下がったからダメだったんじゃないかと思ってた」と。

朝、気温が低いうちでも、海水に手を突っ込むとかなり冷たく感じましたのでオヤ?と思ってましたが。

それでもマダイが釣れましたので、西伊豆の春の気配は確かです。

【今日の釣果】
マダイ 4(53cm、55cm、60cm、69cm-4kg)
ホウボウ2 ※リリース

1尾はボート屋さんへ、1尾は本当に魚好きの知人へ捌いて冷蔵便で送付。

残る2尾を、刺身に待望の握り、しゃぶしゃぶに、いつも周りでは評判ながら足りなくなってできなかった粕漬けをやるつもりです。

マダイの白子、真子はだいぶ大きくなっていました。

さて、葉山の乗っ込みについては、どうでしょう、先日、68cmマダイを釣ったときに、大海荘の宿泊客でご年配の方が私のタイを見ながら話してくれました。

「ここの沖で、春になるとマダイが真っ黒になって浮いてくるんだよねえ、それを昔良く釣ったんだけど、最近誰もやらないみたいだねえ」と。

真鯛の産卵は、水面に浮いて来て海面に放出すると聞いたことがあります。

もしかすると葉山の春もけっこうなモンスターが浅場を徘徊してるかもしれませんね。


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