2015年釣行も終了(してました)! [ボート釣行記]
天候、仕事の状況から、結局、12月19日の釣行が2015年最後の釣行となっていました。
ここで2015年を締めたいと思います。
昨年の総釣行回数が37回(葉山15回、西伊豆22回)、今年が47回(葉山17回、西伊豆28回)。
今年は海況悪い日が多く、あまり出られてないなと錯覚していましたが、昨年より10回も多く出てました。昨年が少なかっただけか?
既に昨年から完全に西伊豆釣行回数が葉山を上回っています。片道3時間の道中自体が、釣りを手段として目的化しています。
釣りに関しては、ほとんどタイラバ離れられずの1年でした。
運が一番左右する大型ターゲットを徹底的に追っていくのがとにかくおもしろい。
「思考しない釣り」で「思考できる範囲の釣り」をいかに超えられるか!
ライトタックルでダイレクトに大型魚にコンタクトするこの釣りはもう止められないでしょう。
さらに、心はモンスターマダイを追いながらも、実際は美味しい高級外道もよく釣れてくれました。
他にも釣りたい魚、やりたい釣りはあれど、せっかくの休日に船外機ボートに乗る以上はタイラバをせずしていられないという感覚になってしまっています。
さてまずは今年の主な実績から、
【アオリ】
長く熱を入れてきたアオリも、ほぼ春だけ、さらには連荘釣行でやるという感じになってしまいました。
しかし、タイトポイントにエギをポ~ンと投げ込んで、チョンチョンと躍らせフォールでモンスターを狙う釣り方はまだまだおもしろい。
今年の最大は1.8kg止まりでした。
6月13日西伊豆 1.8kg
来年も4月くらいから本格化するつもりですが、その時期、悩みどころです。 もっと強力な別のモンスターが目白押しの季節ですから。
また連荘やっちゃうでしょうか(笑)。
【青物】
青物総数では、サバ、アジを除きますが、ブリ2、ワラサ6、イナダ2と、イナダが少ない珍しい釣果となりました。憧れのカンパチは45cmが1本だけ。
3月21日 PE1.2&リーダー4号 93cm キャスティングインチク
11月14日 PE0.8&リーダー3号 82cm タイラバ
青物全てタイラバかインチクで上げましたので、タイラバ・インチクでの青物狙いに確信ができた1年でした。
これまで大型青物のルアーフィッシングでは、ナブラが出ないとまず釣れないと考えていたのと、大型青物がいないと思っていたポイントが、実はけっこういいポイントだったりと、今年の青物実績は来年に活かせそうです。
また今年タックルもいろいろ悩みましたが、大型青物を狙うなら1.2号&リーダー4号くらいが適当だろうと見当もついてきました。
今年、ブリ級を0.8号&リーダー3号で上げたといっても、主ターゲットとして大型青物を狙うのなら細ラインではむしろ面白みに欠けます。
またラインだけでなく、ロッドの固さ、特にフックを伸ばされることも考えると、ブリとはいえそう簡単ではありませんし、ブリ級の体格のカンパチが来たら悔しい思いをするのではないでしょうか。とにかく来年こそそれが獲りたい!
ただマダイに関しては、楽に釣りをするためにも引き続き0.8号あるいは0.6号くらいでやりたいので、それにブリ級の大型青物がいつ来るかもしれないのが悩みどころとなりそうです。
【マダイ】
1月10日葉山 74cm-5kg タイラバ
5月23日西伊豆 70cm タイラバ
7月20日葉山 76cm-4.5kg ワーミングタイラバ
8月1日西伊豆 70cm タイラバ
マダイは総数でいえば、昨年より出船回数が10回も多いのに4尾少なかったです。
MAXサイズについては、今年が76cm(葉山)、昨年が85cm(葉山)、一昨年が78cm(西伊豆)。
重量では今年が5kg(葉山)、昨年が7.2kg(葉山)、一昨年が6kg(西伊豆)。
サイズでも重量でも、昨年、一昨年には及ばず。
60cm以上の良型については、昨年が12尾(葉山4、西伊豆8)、今年が14尾(葉山5、西伊豆9)で少し多く。
70cm以上に限ると、昨年は4尾(葉山3、西伊豆1)、今年も4尾(葉山2、西伊豆2)で同じ。
まあ、命をいただく釣りなので、その日その日で欲しい分がとれれば満足ですし、1日あきらめずに陥ったボウズなら次にも普段にも繋がります。
肝心なのは、どれだけ楽しめたか?
釣れない日もタイラバを海に投入するだけでワクワクしましたし、アタリがあるだけでドキッ~としてアドレナリン噴出です。
確かに、昨年よりさらにさらに楽しめたと思います。悩まされたのは悪海況だけでしたね。
来年も、マダイ、青物も同様にして、10kg級、メーター級の1尾を追い求めます!
【アマダイ】
1月25日葉山 43cm タイラバ
11月29日葉山 49cm、48cm タイラバ
アマダイもタイラバで釣りたい。それで、43cm、48cm、49cmの大型(だけ)が釣れてくれました。
残念ながら49cmはどう引っ張っても50cmにはなりませんでしたが(笑)。
アマダイは全て葉山の釣果です。少なくとも私の西伊豆ポイントではアマダイ気配はなさそうです。
せっかくですからアカの50cmUPと、そろそろシロが欲しいです!
【オニカサゴ】
10月3日 西伊豆 44cm-1.2kg ワーミングタイラバ
今年も、44cm-1.2kgの大型を、西伊豆にて、ワーミングタイラバでGETできました。ただ今年のオニ様はこの1尾だけ・・・これは寂しい。
オニカサゴに関しては、普通のサバ餌でやりたい気もするのですが、やはりいざその日になるとやる気が失せてしまいます(笑)。
【特筆すべき1日】
やはり西伊豆の「殺られそうになりました。」の出来事でしょうか。
既にシケ始めた海でラストチャンスでマダイを!ということで、反応ないタイラバを緑金のインチクに付け替えて落とし、巻き上げたらいきなり70mから130m以上持っていかれ大格闘。
PE0.8号にリーダー3号で必死にやり取りする中、さらに波が高くなり、風がゴオオオオオオ~と唸り始める。
何度もラインを切ろうかと思うが心理的にそれもできず、大格闘の末、なんとか16mまで上げてきた。
ところがここからほんとうに全く上げられない。この水深での手応えは、3月に釣った93cmブリと比較しても明らかに格上のサイズの手応え。
この不動の16mで私が観念。シケで自分の身がやばいので、切れるのを覚悟でそこから強引に巻き上げ勝負、そして敗退。
今思うと、真南からの強風でまだ猶予があり、これが西に転じていれば、かなりまずかったでしょう。
あのファイト中の恐怖は、今後も同じ状況でフラッシュバックしてくれると信じます。
今度同じことがあれば迷いなくラインを切ります。
【タイラバについて】
まだまだいろいろおもしろく展開できそうです。
ただ展開と偉そうには言っても、この釣法のパイオニアの土壌あってこそのお遊びです。
その手のひらで遊ばせてもらっていることは忘れないようにします。いくら数釣ろうが、デカイの釣ろうが、パイオニアのこれまでの経験、努力から、おいしいところ取りのホビーアングラーでしかありません。
ここはしっかり自覚しておきます。
誘い巻きに関しては、着底後すぐのヒステリック3回巻きからの定速巻きはけっこうアタックを誘うことができたと思います。
そしてその逆パターン、着底からゆっくり上げてからのスピード巻きも時にアタリを誘いましたが、着底ヒステリック巻きほどではなかったような。
また、やや速巻き・ストップ・速巻き・ストップ・低速巻きの組み合わせなどなど、スピード変化でガツンと来るケースも多々ありました。
そして今年も伝家の電動宝刀釣法。ホルダに置いての電動巻きです。
いつも最初は手巻き誘いで、アタリなくもうこの投入はダメかなあという段階、そばにマダイがいたとしても見切っているかなあという段階、そしてだいぶラインが斜めになっている状態からロッドホルダに置いて電動で中高速巻き。
大型が掛かると、穂先が突っ込み、電動が唸り、スプールが逆回転し、ただ事じゃない状況を醸し出してくれます(笑)。
完全に穂先が突っ込んだ状態を確認してから、早めに手持ちに持ち替え取込みます。
昨年から考えても、やはりけっこうな確立で魚がかかったと思います。
30度、20度の斜め引きに関しては手巻きでもよくやりますので、何かあるとすれば、電動リールの音が先端のタイラバに伝わって効いているのか?
もちろん手巻き誘いで掛けるほうが断然楽しいのですが、これはこれでコマセマダイでズボッと穂先が入る感覚と同じようなおもしろさがあります。
あと使用後のタイラバのバイト跡を眺めていると、まだまだ、オヤッと思うこと多々あります。これを一つ一つ試すのがまた面白そうです。
【ワーミングタイラバについて】
ワーミングタイラバでは、大ダイ、ワラサ、大オニカサゴなどを上げることができました。
すいぶん昔、ブラックバスをワームで爆釣したことがすごく楽しく嬉しい成功体験で、それでマダイでもワームでトライしています。
その時のブラックバスのアタリ方とマダイのアタリ方が大体同じなのが面白かったです。
余談ですが、アオリでもブラックバスを狙うような景観でやれる西伊豆がワクワクします。
来年はさらにワーミングタイラバに勤しみます。釣り具屋のブラックバスのワームコーナーへいくと、ワクワクするようなワーム沢山ありますよね。エコギアはマダイ専門のワームを出していて、これもおもしろそうです。
但し、芦ノ湖のように水中に廃棄されたワームが魚に悪影響与えることから禁止されているところも少なくありません。広い海とはいえ無駄にロストするようなことのないよう注意は必要です。
実は一度、全然アタリがないときに、タイラバワームを置き竿でしばらくぶら下げていたら、いきなり強烈にガツガツガツと来て、急いで合わせるも空振り、上げてみるとワームがガッツリ食い千切られていたこともありました。
一瞬の強烈なアタリでガツガツガツと食いちぎってますから、まずサバフグではありません。ただ、こういうのが魚への悪影響になるのでしょうから、置き竿ワーミングはダメですね(笑)、と感じるとともに、すごいことが起きるなあとも感じました。
また青物ならワームを吸い込むでしょうから、置き竿で重めのオモリをつけて中層でワームを漂わせながらドテラでボートを流せば(エンジン曳きは禁止でしょう)、泳がせのような釣りが可能ではないかなあと思います。
ヒラメも同じような感じでいけるはず。
【インチクについて】
タイラバがダメなときにちょっと使ってみるといきなり大物がアタックしてきたこと多々ありました。
以前、インチクは常に巻き上げることが必要で、スロージグと違ってその場で踊らせて誘うことができないと勘違いしていましたが、慣れればけっこう多彩に誘うことができます。
また普通タイラバのように底に落として巻いて使うように思われますが、キャスティングでのフォール誘いで過去ブリを2尾上げましたので、かなりの潜在力があるのは間違いありません。
今年は、その練習と確認もしましたので、これもまたさらに来年に活用します!
【天候について】
毎年、地元の人が言うのは「今年の天候はおかしい」
毎年おかしいのですから、おかしいのが普通になりました。だからおかしくても、おかしくない(笑)。
しかし今年は、スーパーエルニーニョと言われるさらに異常な状態。
海は荒れることばかりで、出られても毎回要注意な状態。今年は多くの人が怖い目に合ってます。
普通、釣り人は、サイトなどの海況予報を見て判断し、また複数予報サイトを比較しながら自分なりの判断を組み立てていきます。
しかし、長年漁師している人が、数年前から「天気が読めなくなった」とボヤきます。
漁師は地元に根ざし、いろんな状態からその土地特有の天気を読む術を持っているにも関わらず、それすらも通用しなくなっているということ。
私も含めトーシローが、特に危うい状況で「天気・海況を読んで」なんてしないほうが身のためです。
海難事故でも初心者より10年以上の経験者が多いというのもそういうことではないでしょうか。
西伊豆のボート屋さんのご主人が「こっちの漁師たちは何かといやあすぐ戻ってくるからなあ~」とあきれるくらい漁師さんたちすぐ戻ってきますよ(笑)。
特にスーパーエルニーニョだと何が急に起こるかはわかりません。
まだまだ続きますしそれが終わっても、温暖化、異常気象が正常になることは望めません。
自分的にも、今年は、避難港の西伊豆とはいえ無理が多かったと反省します。
来年は、これまで以上に慎重に楽しんでいきたいと思います。
最後に、本年もブログ訪問いただきありがとうございました。
ここで2015年を締めたいと思います。
昨年の総釣行回数が37回(葉山15回、西伊豆22回)、今年が47回(葉山17回、西伊豆28回)。
今年は海況悪い日が多く、あまり出られてないなと錯覚していましたが、昨年より10回も多く出てました。昨年が少なかっただけか?
既に昨年から完全に西伊豆釣行回数が葉山を上回っています。片道3時間の道中自体が、釣りを手段として目的化しています。
釣りに関しては、ほとんどタイラバ離れられずの1年でした。
運が一番左右する大型ターゲットを徹底的に追っていくのがとにかくおもしろい。
「思考しない釣り」で「思考できる範囲の釣り」をいかに超えられるか!
ライトタックルでダイレクトに大型魚にコンタクトするこの釣りはもう止められないでしょう。
さらに、心はモンスターマダイを追いながらも、実際は美味しい高級外道もよく釣れてくれました。
他にも釣りたい魚、やりたい釣りはあれど、せっかくの休日に船外機ボートに乗る以上はタイラバをせずしていられないという感覚になってしまっています。
さてまずは今年の主な実績から、
【アオリ】
長く熱を入れてきたアオリも、ほぼ春だけ、さらには連荘釣行でやるという感じになってしまいました。
しかし、タイトポイントにエギをポ~ンと投げ込んで、チョンチョンと躍らせフォールでモンスターを狙う釣り方はまだまだおもしろい。
今年の最大は1.8kg止まりでした。
6月13日西伊豆 1.8kg
来年も4月くらいから本格化するつもりですが、その時期、悩みどころです。 もっと強力な別のモンスターが目白押しの季節ですから。
また連荘やっちゃうでしょうか(笑)。
【青物】
青物総数では、サバ、アジを除きますが、ブリ2、ワラサ6、イナダ2と、イナダが少ない珍しい釣果となりました。憧れのカンパチは45cmが1本だけ。
3月21日 PE1.2&リーダー4号 93cm キャスティングインチク
11月14日 PE0.8&リーダー3号 82cm タイラバ
青物全てタイラバかインチクで上げましたので、タイラバ・インチクでの青物狙いに確信ができた1年でした。
これまで大型青物のルアーフィッシングでは、ナブラが出ないとまず釣れないと考えていたのと、大型青物がいないと思っていたポイントが、実はけっこういいポイントだったりと、今年の青物実績は来年に活かせそうです。
また今年タックルもいろいろ悩みましたが、大型青物を狙うなら1.2号&リーダー4号くらいが適当だろうと見当もついてきました。
今年、ブリ級を0.8号&リーダー3号で上げたといっても、主ターゲットとして大型青物を狙うのなら細ラインではむしろ面白みに欠けます。
またラインだけでなく、ロッドの固さ、特にフックを伸ばされることも考えると、ブリとはいえそう簡単ではありませんし、ブリ級の体格のカンパチが来たら悔しい思いをするのではないでしょうか。とにかく来年こそそれが獲りたい!
ただマダイに関しては、楽に釣りをするためにも引き続き0.8号あるいは0.6号くらいでやりたいので、それにブリ級の大型青物がいつ来るかもしれないのが悩みどころとなりそうです。
【マダイ】
1月10日葉山 74cm-5kg タイラバ
5月23日西伊豆 70cm タイラバ
7月20日葉山 76cm-4.5kg ワーミングタイラバ
8月1日西伊豆 70cm タイラバ
マダイは総数でいえば、昨年より出船回数が10回も多いのに4尾少なかったです。
MAXサイズについては、今年が76cm(葉山)、昨年が85cm(葉山)、一昨年が78cm(西伊豆)。
重量では今年が5kg(葉山)、昨年が7.2kg(葉山)、一昨年が6kg(西伊豆)。
サイズでも重量でも、昨年、一昨年には及ばず。
60cm以上の良型については、昨年が12尾(葉山4、西伊豆8)、今年が14尾(葉山5、西伊豆9)で少し多く。
70cm以上に限ると、昨年は4尾(葉山3、西伊豆1)、今年も4尾(葉山2、西伊豆2)で同じ。
まあ、命をいただく釣りなので、その日その日で欲しい分がとれれば満足ですし、1日あきらめずに陥ったボウズなら次にも普段にも繋がります。
肝心なのは、どれだけ楽しめたか?
釣れない日もタイラバを海に投入するだけでワクワクしましたし、アタリがあるだけでドキッ~としてアドレナリン噴出です。
確かに、昨年よりさらにさらに楽しめたと思います。悩まされたのは悪海況だけでしたね。
来年も、マダイ、青物も同様にして、10kg級、メーター級の1尾を追い求めます!
【アマダイ】
1月25日葉山 43cm タイラバ
11月29日葉山 49cm、48cm タイラバ
アマダイもタイラバで釣りたい。それで、43cm、48cm、49cmの大型(だけ)が釣れてくれました。
残念ながら49cmはどう引っ張っても50cmにはなりませんでしたが(笑)。
アマダイは全て葉山の釣果です。少なくとも私の西伊豆ポイントではアマダイ気配はなさそうです。
せっかくですからアカの50cmUPと、そろそろシロが欲しいです!
【オニカサゴ】
10月3日 西伊豆 44cm-1.2kg ワーミングタイラバ
今年も、44cm-1.2kgの大型を、西伊豆にて、ワーミングタイラバでGETできました。ただ今年のオニ様はこの1尾だけ・・・これは寂しい。
オニカサゴに関しては、普通のサバ餌でやりたい気もするのですが、やはりいざその日になるとやる気が失せてしまいます(笑)。
【特筆すべき1日】
やはり西伊豆の「殺られそうになりました。」の出来事でしょうか。
既にシケ始めた海でラストチャンスでマダイを!ということで、反応ないタイラバを緑金のインチクに付け替えて落とし、巻き上げたらいきなり70mから130m以上持っていかれ大格闘。
PE0.8号にリーダー3号で必死にやり取りする中、さらに波が高くなり、風がゴオオオオオオ~と唸り始める。
何度もラインを切ろうかと思うが心理的にそれもできず、大格闘の末、なんとか16mまで上げてきた。
ところがここからほんとうに全く上げられない。この水深での手応えは、3月に釣った93cmブリと比較しても明らかに格上のサイズの手応え。
この不動の16mで私が観念。シケで自分の身がやばいので、切れるのを覚悟でそこから強引に巻き上げ勝負、そして敗退。
今思うと、真南からの強風でまだ猶予があり、これが西に転じていれば、かなりまずかったでしょう。
あのファイト中の恐怖は、今後も同じ状況でフラッシュバックしてくれると信じます。
今度同じことがあれば迷いなくラインを切ります。
【タイラバについて】
まだまだいろいろおもしろく展開できそうです。
ただ展開と偉そうには言っても、この釣法のパイオニアの土壌あってこそのお遊びです。
その手のひらで遊ばせてもらっていることは忘れないようにします。いくら数釣ろうが、デカイの釣ろうが、パイオニアのこれまでの経験、努力から、おいしいところ取りのホビーアングラーでしかありません。
ここはしっかり自覚しておきます。
誘い巻きに関しては、着底後すぐのヒステリック3回巻きからの定速巻きはけっこうアタックを誘うことができたと思います。
そしてその逆パターン、着底からゆっくり上げてからのスピード巻きも時にアタリを誘いましたが、着底ヒステリック巻きほどではなかったような。
また、やや速巻き・ストップ・速巻き・ストップ・低速巻きの組み合わせなどなど、スピード変化でガツンと来るケースも多々ありました。
そして今年も伝家の電動宝刀釣法。ホルダに置いての電動巻きです。
いつも最初は手巻き誘いで、アタリなくもうこの投入はダメかなあという段階、そばにマダイがいたとしても見切っているかなあという段階、そしてだいぶラインが斜めになっている状態からロッドホルダに置いて電動で中高速巻き。
大型が掛かると、穂先が突っ込み、電動が唸り、スプールが逆回転し、ただ事じゃない状況を醸し出してくれます(笑)。
完全に穂先が突っ込んだ状態を確認してから、早めに手持ちに持ち替え取込みます。
昨年から考えても、やはりけっこうな確立で魚がかかったと思います。
30度、20度の斜め引きに関しては手巻きでもよくやりますので、何かあるとすれば、電動リールの音が先端のタイラバに伝わって効いているのか?
もちろん手巻き誘いで掛けるほうが断然楽しいのですが、これはこれでコマセマダイでズボッと穂先が入る感覚と同じようなおもしろさがあります。
あと使用後のタイラバのバイト跡を眺めていると、まだまだ、オヤッと思うこと多々あります。これを一つ一つ試すのがまた面白そうです。
【ワーミングタイラバについて】
ワーミングタイラバでは、大ダイ、ワラサ、大オニカサゴなどを上げることができました。
すいぶん昔、ブラックバスをワームで爆釣したことがすごく楽しく嬉しい成功体験で、それでマダイでもワームでトライしています。
その時のブラックバスのアタリ方とマダイのアタリ方が大体同じなのが面白かったです。
余談ですが、アオリでもブラックバスを狙うような景観でやれる西伊豆がワクワクします。
来年はさらにワーミングタイラバに勤しみます。釣り具屋のブラックバスのワームコーナーへいくと、ワクワクするようなワーム沢山ありますよね。エコギアはマダイ専門のワームを出していて、これもおもしろそうです。
但し、芦ノ湖のように水中に廃棄されたワームが魚に悪影響与えることから禁止されているところも少なくありません。広い海とはいえ無駄にロストするようなことのないよう注意は必要です。
実は一度、全然アタリがないときに、タイラバワームを置き竿でしばらくぶら下げていたら、いきなり強烈にガツガツガツと来て、急いで合わせるも空振り、上げてみるとワームがガッツリ食い千切られていたこともありました。
一瞬の強烈なアタリでガツガツガツと食いちぎってますから、まずサバフグではありません。ただ、こういうのが魚への悪影響になるのでしょうから、置き竿ワーミングはダメですね(笑)、と感じるとともに、すごいことが起きるなあとも感じました。
また青物ならワームを吸い込むでしょうから、置き竿で重めのオモリをつけて中層でワームを漂わせながらドテラでボートを流せば(エンジン曳きは禁止でしょう)、泳がせのような釣りが可能ではないかなあと思います。
ヒラメも同じような感じでいけるはず。
【インチクについて】
タイラバがダメなときにちょっと使ってみるといきなり大物がアタックしてきたこと多々ありました。
以前、インチクは常に巻き上げることが必要で、スロージグと違ってその場で踊らせて誘うことができないと勘違いしていましたが、慣れればけっこう多彩に誘うことができます。
また普通タイラバのように底に落として巻いて使うように思われますが、キャスティングでのフォール誘いで過去ブリを2尾上げましたので、かなりの潜在力があるのは間違いありません。
今年は、その練習と確認もしましたので、これもまたさらに来年に活用します!
【天候について】
毎年、地元の人が言うのは「今年の天候はおかしい」
毎年おかしいのですから、おかしいのが普通になりました。だからおかしくても、おかしくない(笑)。
しかし今年は、スーパーエルニーニョと言われるさらに異常な状態。
海は荒れることばかりで、出られても毎回要注意な状態。今年は多くの人が怖い目に合ってます。
普通、釣り人は、サイトなどの海況予報を見て判断し、また複数予報サイトを比較しながら自分なりの判断を組み立てていきます。
しかし、長年漁師している人が、数年前から「天気が読めなくなった」とボヤきます。
漁師は地元に根ざし、いろんな状態からその土地特有の天気を読む術を持っているにも関わらず、それすらも通用しなくなっているということ。
私も含めトーシローが、特に危うい状況で「天気・海況を読んで」なんてしないほうが身のためです。
海難事故でも初心者より10年以上の経験者が多いというのもそういうことではないでしょうか。
西伊豆のボート屋さんのご主人が「こっちの漁師たちは何かといやあすぐ戻ってくるからなあ~」とあきれるくらい漁師さんたちすぐ戻ってきますよ(笑)。
特にスーパーエルニーニョだと何が急に起こるかはわかりません。
まだまだ続きますしそれが終わっても、温暖化、異常気象が正常になることは望めません。
自分的にも、今年は、避難港の西伊豆とはいえ無理が多かったと反省します。
来年は、これまで以上に慎重に楽しんでいきたいと思います。
最後に、本年もブログ訪問いただきありがとうございました。