葉山回帰も今回は女神の嫉妬はありませんでした。 2014/07/05 [ボート釣行記]
さて、今回は葉山回帰ということで7月5日(土)に葉山・大海荘さんから出船しました。
雨予報でしたが、多少の雨は関係なし。完全防雨で寒くも暑くもなければ、むしろ雨の釣りは心地よく。
よろこんで!!!
今日のプランは、
1.朝一アオリ
2.ヒラメ狙いタイラバ-キャストタイラバ&浅場タイラバ
3.浅場ジギング(カマス狙い)
4.ラストアオリ
ラストのアオリは、時合に入るかも、と予想して、ラストで締めようという考えでした。
準備するタックルは、
・エギング
・キャストタイラバ
・タイラバ
・キャストジギング、の4本です。
通常、私はロッド3本までの持ち込みにしていますが、今日はキャストタイラバ試行があるので仕方ありません。
朝、6時少し前に出船。
朝一はアオリスタート。雨模様でアオリにはよさそうです。
アオリ乗合船も今季は既に終了している船宿が多い中、まだ続けている乗合船一艘がやってきました。この船はあるポイントでずっと留まり集中しています。
そのポイントでいい反応なのか? 過去、私もここで連荘上げとかありましたが、ここ数年それほど芳しくないポイントです。
気になったので、帰宅してからこの日のこの乗合船の釣果を見てみると、船中、0.4-0.8 kg 0-1 杯だけでした。では、なぜに留まっていた? ここ最近では悪くなかったんでしょうね。そこは完全岩礁ポイントの水深10~15mです。
こちらも朝一から実績ポイントを転々とし約1時間やりましたが、このアオリ陽気(雨天)の中、数多くの実績ポイントで何の反応もないので、むしろ危険です。ここはアオリを見切り、ラストの午後2時に再開することにしました。
アオリ後、まずはキャストタイラバ。ダメ。まだまだ実績少ないとなかなか粘れません。
次に、マダイでなくヒラメ狙いとした水深18m~50mでの通常のタイラバに変更。
時折、グンと一度だけ持ち込むアタリ(マダイ?)があるのですが、追い食いするほどの活性がありません。こういうときこそソフトな紅牙ロッドが効くのかもしれません。今日のロッドは、スロジグ用ロッドでタイラバとしては固めです。
ようやく、水深26mくらいで、マハタ35cmくらい。
何故かリリースしてしまいました。(雨天でいろいろ面倒だった?)
その後、ソコイトヨリ。エア抜きをしてリリース。
反応悪いので、狙う水深がどんどん深くなってゆきます。
水深50mくらいで、ググッと持ってゆくアタリ。そして乗りました。
一応乗せてからですが、何故か強く合わせてます。。。先週からのジギングやアオリのやり過ぎでしょうか。タイラバで合わすようになってしまいました。。。また一から出直しです。。。
そしてその魚はバレました。まあおそらく泳ぎからサバだとは思います。
しかし今日はサバすら全然掛かりません。魚全体の気配がとても稀薄です。
浅場に戻り、キャストジギングでカマスも狙いましたが沈黙。
昨年のようなカマス祭りはまだなのか、あるいは昨年は特別祭だったのか?
カマスは朝だけとはいいますが、昨年は昼でも反応が良かったものです。
浅場にいますので砂地に移動して、再度、キャストタイラバをテスト。
根掛かりでロスト。終了。。。今回は根掛かり対策で遊動式にしましたが、不用意で根掛かりさせてしまいました。
あっという間に時間が経ち、上がり時間が迫ります。
予定どおり、ラストのアオリを再開してみます。
アオリは潮汐での潮の入れ替わりで、産卵のために超シャローに入ってくるようですので、先週、西伊豆で超シャローで釣ったからといって、1週間後の今日も超シャローが通用するとは限りません。
実際、先週の西伊豆では、2キロオーバー以外の4杯全部、新子アオリでしたから、親アオリは産卵活動に入っていたのか、状況としてはそれほど良くはなかったと考えられます。
ということで、今回は、葉山の水深10mくらいの岩礁帯の根をネットの海底地形図で確認し、事前にGPSにプロットしておきました。
ここは、今季どころか昨年も全く攻めなくなったポイントですが、数年前はこのあたりのポイントを集中して攻めていました。かなり険しい地形で、慣れていないとすぐ根掛かり、それも岩掛かりでエギロスト連発するような地形です。
ラストでダメ元で攻めてみます。
エギはアオリーQエースのディープタイプ(2.5秒/1m)です。ポイント上を船外機で横切らないよう離れ静かに近づき、10m程度キャストします。
今日はアオリもタイラバもほとんど反応がなかったのと、終わり間際の疲れで、かなり油断していました。
水中ステイで、グイングインと2回ほど持ってゆく決定的なアタリが出るも、余所見をしていたので合わせ遅れました。
逃しました。。。
若干流されましたのでGPSでキッチリ元の場所に戻します。
すると、またクイ~ンと引っ張ってきます。しかし掛かりません。もう警戒して手先だけしか出さない感じです。
沈下速度の遅いシャローエギとノーマルエギで、2種類ほど別のエギに変えてキャストしてみますが、今度は全く手も出してきません。
最初に反応あったエギに戻すと、そのエギだけで、その後、2回ほどパンチがありましたが乗らず。。。
やはりエギの色は、特に船アオリで凌ぎを削った人ほどよく知っていますが、大いに関係します。
ある海外の研究文献でシーバスの研究ですが、フィッシュイーターというのは、これから襲おうとする獲物が、傷ついているか弱っているかを瞬時に判断する能力が恐ろしく高いそうです。人間の目ではわからなくてもケガした色であったり、動きなどでも判断するようです。
それはできるだけ少ないエネルギーで捕食成功率を高めるための本能です。ライオンなどの肉食獣もそうですね。
デカいアオリほどその傾向と能力が高いのは想像に難くないと思います。より省エネ捕食だから縦シャクリが必要というのもありますね。
つまり、エギの色は、見えるか、目立つかどうか以上に、相手が傷ついて弱って捕食できそうかどうか、さらに言えば、自分が好きな獲物かどうか(マッチザベイト)で効いてくるのではないでしょうか。動きについても同じでしょう。
秋アオリなら色や動きで目立たせれば遠くから寄って来るかもしれませんが、春アオリはあまり動かないと言います(よほど活性が高ければ別ですが)。
確かに潮が強く濁れば近くでも見えないと思いますので、オレンジとか蛍光グリーンがいいかもしれませんし、実際そういう体験を船アオリでしたことがあります。
またアオリはフグは食わないと言いますし(カワハギはイケスで食われました)、一般的にはアジが好物と言われながらも、下記のアオリ研究書では、実はアジはあまり好きではなく、メジナが大好きだそうです。
実際、西伊豆の地元の人の話では、アオリのエサ釣りでは、手に入ればメジナの小さいのを付けるそうです。するとやはりエギの色は、暗めのオリーブが好まれる気がします。今回実は黒系のエギを買っていたのですが使うのを忘れていました。。。
アオリを知る珠玉の一冊。
エギのマーブル柄というのは、エサとなる実際のベイトではあまり該当しないことから、傷ついた獲物に見えるのではないでしょうか。そしてエギのピッピッとジャークしてからのゆったりしたフォールは弱った魚の動きにも見えますし、そのままエビの動きにも似ています。
話が飛んでしまいました。実釣に戻しますと、
このちょっかいイカを絶対獲ってやろうと少し粘りましたが、反応もなくなってしまい、あきらめました。
釣り時間としては残り15分。締めはタイラバにするか?
いや、朝方、存在すら感じられなかったアオリの気配が出てきています。事前の予想どおり時合かも?
やはり最後はアオリで締めよう。
ポイントを、自分で「潮流ゴールデンライン」と名付けた方面に移し、そのライン上で水深10m前後、やはり藻場でない岩礁ポイントに移します。
ティップラン方向と同じ風上へ軽くキャスト。
タイトな藻場でないので、力を入れないポ~ンポ~ンポ~ン3段シャクリ。
3段シャクリの最後は頭上で止め、エギがまだフォールしないように、そのまま真横に竿を寝かせ、まずエギを水中ステイで静止させます。エギの動きとしては、ここまではティップランと同じでしょうか。
次に、真横に寝かせたロッドの穂先を徐々にエギ側に送り、エギのフォールをコントロールします。ただし波があるときは、ここでラインにテンションはかけません。ナチュラルフォールだけにします。陸っぱりやボートを固定している場合は逆にエギが寄ってきますから手前に引くことになります。
名付けて、三日月釣法です(笑)。
真横に出したロッドをゆっくり穂先で半円を描きながら戻してゆきます。
するとフォールコントロール中、、、プルプルプルと魚のようなアタリ。来た!
ここで掛かる可能性が高いアタリですが、一瞬だけだったので、そのままもう少し送り込みます。
そしてグイングインと持っていかれました!今回はジャストタイミングで合わせます。
乗った!
ドラグは緩くもなく、キツくもなくいい調子です。
ギュルギュルギュルとドラグを引き出してきます。
葉山の女神が西伊豆に嫉妬されたか! 自由に走られる分、西伊豆の2キロより激しく感じます。(西伊豆の2キロは、タイトポイントなので、頑として動かない凄さでしたが・・・)
かなりの引きです。何度かの引き込みをいなして、ようやく浮いてきました。
水面に現れたイカは、、、
小せえええ!? 700gか?
それでも慎重にタモ入れします。引きの強いマダイの場合でも水面まできたら楽勝ですが、アオリは水面でも突っ込みますから要注意です。
ん???
タモに入れてまじまじと見ると、デカイ(笑) 西伊豆のタコ太足アオリで終わってますのでサイズの勘違いです。
イケスに入れてみてもデカイ(笑)
結局、締め直後の検量で、1.6kgでした。それもメスです。
まるでケガしたようなエギでしょ?(笑)
YO-ZURI アオリーQエース ディープ3.5号 MEBP
気が重いのですが、真子などの重さもあるのでしょう。しかしデカいので流石にリリースする気にもなれませんし、重い体のうえ、強い引きで頭部を引っ張って釣り上げているので、そのまま死んでしまう可能性も高く。
お許しを。
しかし西伊豆の2キロアオリには敵わなく、葉山の女神は別に嫉妬はなさらなかったようです。(だから元からしねえって。。。)
このアマゾネスアオリにつくペアのオスのモンスターを期待して、すぐに同じポイントへキャストしましたが、もう反応なし。
時間も時間なので、これで納竿としました。
【今日の釣果】
アオリ 1(1.6kg)
マハタ 1(35cm) リリース
ソコイトヨリ 1(33cm) リリース
※マハタをリリースした理由が(自分でも)わからん。
葉山で釣ったアオリはまだ身が透明で活きていううちに持ち帰れます!
今日、大海荘出船の他のボートは、体高のある見事な型(40cm前後)のマアジを3~4匹とウルメイワシ、カサゴを上げていました。
さて、先週の西伊豆のデカアオリネタのお陰か、平日の火曜日・7月1日のこのブログのページビューが991。もう少しで1000を超えるところでした。タイトルに「アオリ2キロオーバー」を入れていれば1000は軽く超えていたかもしれません。
マダイネタでも最近1日で800台は行くようになっていましたが、やはりアオリのほうが人気あるのでしょうか、というかアオリのほうが身近なターゲットだからでしょうね。
まあそれほど大した数字ではないかもしれませんが、それなりに楽しんでもらっているのでしょうか。もう少しタメになることを書くよう心入れ替え書いてゆきます・・・。
しかしネット上であまりいろいろ詳細に書くと、地元の釣り師や漁師さんに迷惑のかかること多々ありますので、大海荘さんでお会いできれば、知りうることの半分(笑)はお教えします。
来週は台風接近予報です。土曜日は消滅もしくは抜けてくれるでしょうか?
"
雨予報でしたが、多少の雨は関係なし。完全防雨で寒くも暑くもなければ、むしろ雨の釣りは心地よく。
よろこんで!!!
今日のプランは、
1.朝一アオリ
2.ヒラメ狙いタイラバ-キャストタイラバ&浅場タイラバ
3.浅場ジギング(カマス狙い)
4.ラストアオリ
ラストのアオリは、時合に入るかも、と予想して、ラストで締めようという考えでした。
準備するタックルは、
・エギング
・キャストタイラバ
・タイラバ
・キャストジギング、の4本です。
通常、私はロッド3本までの持ち込みにしていますが、今日はキャストタイラバ試行があるので仕方ありません。
朝、6時少し前に出船。
朝一はアオリスタート。雨模様でアオリにはよさそうです。
アオリ乗合船も今季は既に終了している船宿が多い中、まだ続けている乗合船一艘がやってきました。この船はあるポイントでずっと留まり集中しています。
そのポイントでいい反応なのか? 過去、私もここで連荘上げとかありましたが、ここ数年それほど芳しくないポイントです。
気になったので、帰宅してからこの日のこの乗合船の釣果を見てみると、船中、0.4-0.8 kg 0-1 杯だけでした。では、なぜに留まっていた? ここ最近では悪くなかったんでしょうね。そこは完全岩礁ポイントの水深10~15mです。
こちらも朝一から実績ポイントを転々とし約1時間やりましたが、このアオリ陽気(雨天)の中、数多くの実績ポイントで何の反応もないので、むしろ危険です。ここはアオリを見切り、ラストの午後2時に再開することにしました。
アオリ後、まずはキャストタイラバ。ダメ。まだまだ実績少ないとなかなか粘れません。
次に、マダイでなくヒラメ狙いとした水深18m~50mでの通常のタイラバに変更。
時折、グンと一度だけ持ち込むアタリ(マダイ?)があるのですが、追い食いするほどの活性がありません。こういうときこそソフトな紅牙ロッドが効くのかもしれません。今日のロッドは、スロジグ用ロッドでタイラバとしては固めです。
ようやく、水深26mくらいで、マハタ35cmくらい。
何故かリリースしてしまいました。(雨天でいろいろ面倒だった?)
その後、ソコイトヨリ。エア抜きをしてリリース。
反応悪いので、狙う水深がどんどん深くなってゆきます。
水深50mくらいで、ググッと持ってゆくアタリ。そして乗りました。
一応乗せてからですが、何故か強く合わせてます。。。先週からのジギングやアオリのやり過ぎでしょうか。タイラバで合わすようになってしまいました。。。また一から出直しです。。。
そしてその魚はバレました。まあおそらく泳ぎからサバだとは思います。
しかし今日はサバすら全然掛かりません。魚全体の気配がとても稀薄です。
浅場に戻り、キャストジギングでカマスも狙いましたが沈黙。
昨年のようなカマス祭りはまだなのか、あるいは昨年は特別祭だったのか?
カマスは朝だけとはいいますが、昨年は昼でも反応が良かったものです。
浅場にいますので砂地に移動して、再度、キャストタイラバをテスト。
根掛かりでロスト。終了。。。今回は根掛かり対策で遊動式にしましたが、不用意で根掛かりさせてしまいました。
あっという間に時間が経ち、上がり時間が迫ります。
予定どおり、ラストのアオリを再開してみます。
アオリは潮汐での潮の入れ替わりで、産卵のために超シャローに入ってくるようですので、先週、西伊豆で超シャローで釣ったからといって、1週間後の今日も超シャローが通用するとは限りません。
実際、先週の西伊豆では、2キロオーバー以外の4杯全部、新子アオリでしたから、親アオリは産卵活動に入っていたのか、状況としてはそれほど良くはなかったと考えられます。
ということで、今回は、葉山の水深10mくらいの岩礁帯の根をネットの海底地形図で確認し、事前にGPSにプロットしておきました。
ここは、今季どころか昨年も全く攻めなくなったポイントですが、数年前はこのあたりのポイントを集中して攻めていました。かなり険しい地形で、慣れていないとすぐ根掛かり、それも岩掛かりでエギロスト連発するような地形です。
ラストでダメ元で攻めてみます。
エギはアオリーQエースのディープタイプ(2.5秒/1m)です。ポイント上を船外機で横切らないよう離れ静かに近づき、10m程度キャストします。
今日はアオリもタイラバもほとんど反応がなかったのと、終わり間際の疲れで、かなり油断していました。
水中ステイで、グイングインと2回ほど持ってゆく決定的なアタリが出るも、余所見をしていたので合わせ遅れました。
逃しました。。。
若干流されましたのでGPSでキッチリ元の場所に戻します。
すると、またクイ~ンと引っ張ってきます。しかし掛かりません。もう警戒して手先だけしか出さない感じです。
沈下速度の遅いシャローエギとノーマルエギで、2種類ほど別のエギに変えてキャストしてみますが、今度は全く手も出してきません。
最初に反応あったエギに戻すと、そのエギだけで、その後、2回ほどパンチがありましたが乗らず。。。
やはりエギの色は、特に船アオリで凌ぎを削った人ほどよく知っていますが、大いに関係します。
ある海外の研究文献でシーバスの研究ですが、フィッシュイーターというのは、これから襲おうとする獲物が、傷ついているか弱っているかを瞬時に判断する能力が恐ろしく高いそうです。人間の目ではわからなくてもケガした色であったり、動きなどでも判断するようです。
それはできるだけ少ないエネルギーで捕食成功率を高めるための本能です。ライオンなどの肉食獣もそうですね。
デカいアオリほどその傾向と能力が高いのは想像に難くないと思います。より省エネ捕食だから縦シャクリが必要というのもありますね。
つまり、エギの色は、見えるか、目立つかどうか以上に、相手が傷ついて弱って捕食できそうかどうか、さらに言えば、自分が好きな獲物かどうか(マッチザベイト)で効いてくるのではないでしょうか。動きについても同じでしょう。
秋アオリなら色や動きで目立たせれば遠くから寄って来るかもしれませんが、春アオリはあまり動かないと言います(よほど活性が高ければ別ですが)。
確かに潮が強く濁れば近くでも見えないと思いますので、オレンジとか蛍光グリーンがいいかもしれませんし、実際そういう体験を船アオリでしたことがあります。
またアオリはフグは食わないと言いますし(カワハギはイケスで食われました)、一般的にはアジが好物と言われながらも、下記のアオリ研究書では、実はアジはあまり好きではなく、メジナが大好きだそうです。
実際、西伊豆の地元の人の話では、アオリのエサ釣りでは、手に入ればメジナの小さいのを付けるそうです。するとやはりエギの色は、暗めのオリーブが好まれる気がします。今回実は黒系のエギを買っていたのですが使うのを忘れていました。。。
アオリを知る珠玉の一冊。
エギのマーブル柄というのは、エサとなる実際のベイトではあまり該当しないことから、傷ついた獲物に見えるのではないでしょうか。そしてエギのピッピッとジャークしてからのゆったりしたフォールは弱った魚の動きにも見えますし、そのままエビの動きにも似ています。
話が飛んでしまいました。実釣に戻しますと、
このちょっかいイカを絶対獲ってやろうと少し粘りましたが、反応もなくなってしまい、あきらめました。
釣り時間としては残り15分。締めはタイラバにするか?
いや、朝方、存在すら感じられなかったアオリの気配が出てきています。事前の予想どおり時合かも?
やはり最後はアオリで締めよう。
ポイントを、自分で「潮流ゴールデンライン」と名付けた方面に移し、そのライン上で水深10m前後、やはり藻場でない岩礁ポイントに移します。
ティップラン方向と同じ風上へ軽くキャスト。
タイトな藻場でないので、力を入れないポ~ンポ~ンポ~ン3段シャクリ。
3段シャクリの最後は頭上で止め、エギがまだフォールしないように、そのまま真横に竿を寝かせ、まずエギを水中ステイで静止させます。エギの動きとしては、ここまではティップランと同じでしょうか。
次に、真横に寝かせたロッドの穂先を徐々にエギ側に送り、エギのフォールをコントロールします。ただし波があるときは、ここでラインにテンションはかけません。ナチュラルフォールだけにします。陸っぱりやボートを固定している場合は逆にエギが寄ってきますから手前に引くことになります。
名付けて、三日月釣法です(笑)。
真横に出したロッドをゆっくり穂先で半円を描きながら戻してゆきます。
するとフォールコントロール中、、、プルプルプルと魚のようなアタリ。来た!
ここで掛かる可能性が高いアタリですが、一瞬だけだったので、そのままもう少し送り込みます。
そしてグイングインと持っていかれました!今回はジャストタイミングで合わせます。
乗った!
ドラグは緩くもなく、キツくもなくいい調子です。
ギュルギュルギュルとドラグを引き出してきます。
葉山の女神が西伊豆に嫉妬されたか! 自由に走られる分、西伊豆の2キロより激しく感じます。(西伊豆の2キロは、タイトポイントなので、頑として動かない凄さでしたが・・・)
かなりの引きです。何度かの引き込みをいなして、ようやく浮いてきました。
水面に現れたイカは、、、
小せえええ!? 700gか?
それでも慎重にタモ入れします。引きの強いマダイの場合でも水面まできたら楽勝ですが、アオリは水面でも突っ込みますから要注意です。
ん???
タモに入れてまじまじと見ると、デカイ(笑) 西伊豆のタコ太足アオリで終わってますのでサイズの勘違いです。
イケスに入れてみてもデカイ(笑)
結局、締め直後の検量で、1.6kgでした。それもメスです。
まるでケガしたようなエギでしょ?(笑)
YO-ZURI アオリーQエース ディープ3.5号 MEBP
気が重いのですが、真子などの重さもあるのでしょう。しかしデカいので流石にリリースする気にもなれませんし、重い体のうえ、強い引きで頭部を引っ張って釣り上げているので、そのまま死んでしまう可能性も高く。
お許しを。
しかし西伊豆の2キロアオリには敵わなく、葉山の女神は別に嫉妬はなさらなかったようです。(だから元からしねえって。。。)
このアマゾネスアオリにつくペアのオスのモンスターを期待して、すぐに同じポイントへキャストしましたが、もう反応なし。
時間も時間なので、これで納竿としました。
【今日の釣果】
アオリ 1(1.6kg)
マハタ 1(35cm) リリース
ソコイトヨリ 1(33cm) リリース
※マハタをリリースした理由が(自分でも)わからん。
葉山で釣ったアオリはまだ身が透明で活きていううちに持ち帰れます!
今日、大海荘出船の他のボートは、体高のある見事な型(40cm前後)のマアジを3~4匹とウルメイワシ、カサゴを上げていました。
さて、先週の西伊豆のデカアオリネタのお陰か、平日の火曜日・7月1日のこのブログのページビューが991。もう少しで1000を超えるところでした。タイトルに「アオリ2キロオーバー」を入れていれば1000は軽く超えていたかもしれません。
マダイネタでも最近1日で800台は行くようになっていましたが、やはりアオリのほうが人気あるのでしょうか、というかアオリのほうが身近なターゲットだからでしょうね。
まあそれほど大した数字ではないかもしれませんが、それなりに楽しんでもらっているのでしょうか。もう少しタメになることを書くよう心入れ替え書いてゆきます・・・。
しかしネット上であまりいろいろ詳細に書くと、地元の釣り師や漁師さんに迷惑のかかること多々ありますので、大海荘さんでお会いできれば、知りうることの半分(笑)はお教えします。
来週は台風接近予報です。土曜日は消滅もしくは抜けてくれるでしょうか?
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タグ:アオリ
遊漁船も終わろうという時期にナイスなアオリお見事です!
主役を最後にとっておくところは粋な演出ですね!
それにしても水中でのエギの色や動き、そして捕食者であるアオリの心情まで、これまでの経験から導き出された考察の結晶を惜しげも無く教えていただき、大変勉強になりました。
釣れて良かった、釣れなくて残念、ではなく、その経験から釣れる要素を蒸留していくことが大切であり、それこそが面白さなんですね!
by 泰心丸 (2014-07-07 09:44)
おお、さすがはしけ船長さん。ボウズという単語は存在しないのですかねー?(笑)
今年不調だったアオリをしっかりと確保してるところも、私には見えない腕の違いをまざまざと感じますねぇ(^ー^;)
それにしてもマハタをリリースとは豪気ですね(笑)
by ともじ (2014-07-07 16:16)
もう出ないだろうと思ってましたが、
まだkgUP出しますか。お見事です。
週末の台風が気掛かりですね・・・。
by 神宮 (2014-07-07 17:26)
泰心丸さん
いつも嬉しいコメントありがとうございます。
アオリは今週のこの一潮でもうワンチャンスはありそうですが、台風で難しそうですね。
アオリは水深もポイントも食い気もかなりの気分屋なので、その日の謎解きが、おっしゃるようにアオリの面白さですね。
今、泰心丸さんはタイラバ道を邁進されていること、頼もしく嬉しく感じます。
by はしけ船長 (2014-07-07 22:25)
ともじさん
ボウズどころか、官ボウ長官という単語がちゃんとありますよ(笑)。官ボウ長官のときは清々しく帰れます!
後悔という単語はないのですが、マハタはコ~カイしてます。あの日の夕食にハタの刺身があったらなあ~と。。。
by はしけ船長 (2014-07-07 22:26)
神宮さん
これでタイラバ集中という楽しみな日をつくれそうです。
着底から意識を集中して巻上げ、海中をイメージし、ダメなら繰り返し、魚信があればドキッ~とし、、、
ワクワクします。
本当に今度の週末、是非出たいという気持ちが強く台風が気になりますね。
まずは台風で大きな災害が無いことを祈ります。
by はしけ船長 (2014-07-07 22:27)
ここに来てデカアオリですか!
お見事ですね!
はしけ船長さんの記事を読んでいると、自分の釣りがなんて薄っぺらいんだろうと思ってしまいます。
エギの色の話は大変勉強になりました。
アオリを釣りたければ、アオリと会話ができるぐらいアオリのことを知り尽くさないといけないんですね。
でも自分はぬるま湯なので次は秋アオリやります。
by 湘の丸 (2014-07-08 07:23)
湘の丸さん
ありがとうございます。
いえいえ湘の丸さんの魚探記事は、魚探にあまり頼らない私の釣りにすら大いにプラス影響を与えてくれてます。今後も期待しています。
アオリは釣れるとわかるだけで全然違う釣りです。時期も時期ですから次は秋アオリで楽しんでください。ただ秋アオリであまりに簡単にたくさん釣っていると、冬アオリで粘れなくなりますからご注意を(笑)
by はしけ船長 (2014-07-08 14:03)
最後の最後におめでとうございます^^
いやー さすがにいろんな事を考えて釣りしてますね!
おいらにはその頭がないのでスゴイなぁーと いつも感心してしまいます^^;
本能で釣りしてたら上手くはなれませんね><
次回も期待しております~♪
by kape (2014-07-09 21:27)
kapeさん
ありがとうございます。
アオリ釣りに関しては、手漕ぎから乗合船、キャストからTR、中オモリ式まで様々な方向から体験しているので、それだけでしょうか。
特に乗合船のアオリ釣りは長年アオリ釣りをしている本当のベテランが多く、その中での競り合いですから、いい勉強にはなったかもしれません。
実釣では、理屈や思考は全て消してトライするよう心掛けています。後から書くとこうなってしまいます(笑)
by はしけ船長 (2014-07-10 09:40)
はは、相変わらず釣ってますね〜
その内秘密の75%位暴いてもらいますよ(笑)
by にし (2014-07-11 19:57)
にしさんには、鳴門大鯛の御恩がありますので、78%は明かしますよ。
とはいえ、釣りのテクニックは自己満幻想というのは、むしゃくり論と同じにしてますので、あまり大した秘密はないのですが(笑)
by はしけ船長 (2014-07-12 09:16)