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ボート釣り原点回帰-手漕ぎ・西伊豆2連荘 2014/6/28・29 [ボート釣行記]

西伊豆でお世話になっているボート屋さんはA港・B港とも、前に書いたとおり、お客さんの事故でボートが少なくなり、早めに予約しないと釣行できなくなってしまっています。

B港ボート屋さんでは、前回釣行時に、28日はもう予約があり一杯と聞いていましたので、A港ボート屋の予約をしておこうと電話をしました。

すると、こちらも一杯。

ただ手漕ぎボートが空いているとのこと。。。

また日曜日なら船外機も空いているとのこと。

ならば、もう春アオリも終盤。土曜日は、私のボート釣りの原点・・・手漕ぎでいきましょうか。

原点回帰です。

28日土曜日に手漕ぎボート、29日日曜日は船外機。釣行前日夜は車中泊、28日夜はホテル泊としました。

しかし、前日の予報が悪い。現地ピンポイント予報で北東風ながら10~12m予報。

この地域は、東・北風には強いと言われながらも、何度か痛い目に合っています。

特に今回は手漕ぎ。いつもの調子でいると危険です。

やはり今回は葉山にしようとキャンセルするつもりで、前日にボート屋に状況確認すると「大丈夫ですよ、凪ますよ」と、いつもながらいい加減にも聞こえる返答(笑)。

まあダメもとで身を任せよう。とはいえ、危険な中、身を投じるという意味ではなく、ダメなら現地で取りやめようという考えです。

前日はC港で車中泊。少し暑く感じましたがなんとか寝られました。そろそろ限界ですか。

朝、A港に着き4:30にボート屋さんに電話してたたき起こし(笑)、5時に出航できました。

海は、、、確かに凪ている。。。風もなければ波もなし。

ただボートがボロボロの手漕ぎ(笑)。ボートの前半分が水はけができるようになっているためではありますが、3~5cmくらい浸水します(汗) 水はけというか取水口化してます。今日は釣果よりも沈没しないかに意識集中します(笑)

また漕ぐときにすわる部分がイケスの蓋になっているんですが、そのフタがない。それでいろいろ試しましたが、結局、イケスにケツを突っ込んで漕ぐしかありませんでした(笑)

値段はそれに相応しいものでした。1日使い放題で2,000円です。どこよりも安い!(笑)

まずは、以前、大物らしきアオリをバラした超タイトなポイントで。

反応なし。

点々と移動してゆきます。凪なので助かります。

一昨年アマゾネスアオリを連発した藻場の有望ポイントへ。

ここでようやく来ました! アオリ2杯! ・・・しかし200、300g級。昨年の「春の秋アオリ状態」が思い起こされます。

するとカップルで来ていた2馬力船ボートが、私が小さいながらも2杯上げたのを見て、私の次に向かおうとする並びのポイントに入ってきました。

これは割り込みではありませんので仕方ないけど、その次のポイントに向かうには、そのボートを大回りしなければならず、手漕ぎでは躊躇します。

するとそのカップルの彼氏のほうが、エサのウキ釣りアオリなんですが、1杯掛けたようです。

女性がたも入れをして「すご~い、大きい!!!」と叫んでいるので見ると、1.5kgアオリでした。(後から地元の人に聞きました。)

くそ~ポイントを先取りされた上に、キロオーバーをやられた。。。

と一瞬、悔しかったのですが、ふと、思い直しました。「やりましたね!おめでとう!」と。心の中で祝います。これがアオリ釣りを通して最近ようやく私が学んだことです。他人の成果を心から喜べば、自分の内面のアオリも豊かになるということです。

潮で徐々にボートが流され、その次のポイントへいくための大回り分、流されました。これで少し移動が楽になるので、次のポイントへ向かいました。

そのポイントは、ロープこそありませんが、正面は崖、藻に囲まれています。若干、崖の近くに藻の切れ目があります。水深は5mくらいのシャローです。

その切れ目に向けて、沈下速度5秒/1mのシャロータイプのエギをキャスト。

水深半分くらいで一度ほんの軽く2~3回シャクり、ステイさせずに即フォール。藻の切れ目でも底には必ず藻がありますので、着底しないうちにまた軽くシャクります。

その着底直前の2回目のシャクリで、根掛かり・・・意外と上まで藻が伸びているのか。。。

スプールを抑えてその藻掛かりを外そうとすると、そこから急にグワングワン引き込み始めました。

アオリだ! ドラグはシャローエギに合わせて緩々です。

ドラグを締めたい誘惑に駆られます。しかしタイラバマダイの強烈な引き感覚が染みつき、アオリを甘くみて、今季、何回デカアオリをバラしたでしょう。

緩い分は我慢です。

空回りする分、高速巻きします(笑)。ドラグが引き出される以上に空回り分で、ドラグ音が騒々しく(笑)。

超シャローなのになかなかあがってきません。アオリなら”比較的”すぐに浮いてくるはずですが?

これアオリではないな~。ヒラメだな。と勝手にヒラメにします。

空回りして巻けてないんじゃあないか? とスプールを見ると、引き出されていないときはやや巻けてます。

やはり根掛かり? いや、少し上げてくると底へ突っ込んでゆきます。生き物です(笑)。

ようやく真下近くからその姿が見えてきました。

大ダコだ!!! ぶっとい足がエギに巻き付いています。

ん???

もう少し上げると、大きく長いものがヒラヒラしてる。

アオリじゃんか! でかい!

水中でも一目で2kgオーバーを確信しました。

だいぶアオリも疲れたのか、タモ入れもスムーズに完了! 水中を見ると辺り一面、墨で真っ黒になってました。

イケスは書きましたようにあるにはあるんですが、水が入らないように栓を何かで接着してあり、結局ケツを入れるしか役立ちません(笑)

タコと間違う足・・・
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仕方ないので、しばらくタモに入れて保管しましたが、その後、締めてから、早速その場で重量計測。

2.3kgでした。

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今回のシャローエギと、水が浸入しているボート前部。ここがイケスにできたかも(笑)

悲願の2キロオーバーながら、残念・・・目標達成せず。
目標は3kgになっていました(笑)。と生意気なこと書きますが、、、嬉しかったです!

その後、気分も良いことと凪なので、半径約1kmの湾内を1日漕ぎまわります。

ホロネクタイのタイラバでヒララバもやりましたが、大サバ3匹でした。

アオリはその後2杯追加、しかしこれも2~300gの秋アオリでした。。。

以前、必ず釣れ調子よかった岩礁アオリポイントは今年は完全沈黙。藻場のシャロー攻略が功を奏しました。

この日は、以前、ジギング天国のポイントを教えてくれたジギンガーが来ていました。彼の釣果は、カサゴだらけにマトウダイ2に、さすがの50cmヒラメが混じっていました。スロジグ中心です。

もう一組お客さんがいて、たぶんエサ釣りで、カサゴとアジだったそうです。

私は、手漕ぎボートなので流石に湾内のみ。マダイポイントへは無理です(笑)。それでも湾内でデカマダイが群れていることもあるという情報もあります。

この日は、ホテル泊。

1日手漕ぎで漕ぎ回ったので、マッサージでもしてもらうか(笑) しかしマッサージより睡眠重視で9時に就寝。

【1日目の釣果】-手漕ぎボート
アオリ 5(2.3k、他200~300g)小アオリはすべて海面でのリリース。
大サバ 3
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2日目も朝4:30にボート屋さんを電話でたたき起こし(笑)、5時に出船。
(酷いようですが、何時でもいいといってくれてます。)

朝、アオリ雰囲気ムンムンの雨模様でしたが、全然反応なし。

そのうちにピーカンになってきましたので、スロジグ、インチクを中心に攻めてゆきます。

やはり葉山と同じくこちらでも大サバの元気がよく、スロジグでは大サバ中心に、アカハタ、エソ様でした。その他、ジグのアシストフックに小サバがけっこうかかりました。

この日は、外海は、南伊豆からの南西風の影響か、割と荒れていましたので、少し出てみてすぐ退散しました。

やはり釣行2日目は頭痛がするのと、もともと早く帰る予定でしたので9:30に終了。

【2日目の釣果】
大サバ 6
アカハタ 1
小サバ 多数
エソ 3


さて、そろそろ葉山回帰ですか。

しかしタイラバは、サバの妨害、そしてそのうちシイラの妨害、さらにはサバフグの妨害などなど、しばらく釣りにならない季節がくるかもしれません。

そろそろ葉山ではカマス祭りが始まるころではないでしょうか。これも浅場でそれもルアーで釣れる引きの強いおもしろい魚です。サビキでやれば数釣れるでしょう。

くれぐれもリーダー切れにご注意ください(笑)。 ルアー・ジグ、バンバンロストしますよ。



タグ:アオリ

産卵後の大ダイはヤバイ味でした。。。 [食べる]

「麦わら鯛は馬も食わず」

ネットで調べるとこんなことわざもあるそうです。

産卵後のマダイは不味くて馬も食わないというそのままの意味です(笑)。

先日21日に、この大ダイを釣り上げたとき、マダイを避けるといいながらも、その大きな海面シルエットには心躍りました。

デカイ!!!

そして細長い!(笑)

ボートに上げると、腹ワタを抜いたような腹の凹み。

一見で産卵を終えたオスだというのがわかりました。

痩せているとはいえ大ダイ、相当な肉量。。。

これが噂に聞く、不味いの代名詞、麦ワラダイです。

しかし、ネットなど小手先で調べた情報や知識なんて、参考程度にしかなりません。

どれだけまずいかは、自分の舌で判断することに意味があります。


釣った日、いつものように温泉に寄り、帰宅したのが22時。

その日中には捌きたく、まずは、オオモンハタそしてマゴチを捌き冷蔵しておきます。

イカ類は墨があるので最後にして、マダイの順番です。

3枚に卸すと???

これまで釣った60cmオーバーのマダイは、総じて身が白濁したように真っ白で、いかにも脂がのっているような色でしたが、この大ダイは、キロ級マダイと同じようにやや透明色です。

やっぱり脂が抜けてる?

しかし、私も相当マダイを食ってきました。この身の色と締まったこの身の感触から、どう考えてもまずいとは思えません。食べごろサイズのキロ級マダイのような締まった身で、単に脂が抜けた身には思えません。

尾側の身、腹側に包丁を入れるとゴリッと抵抗感。

鳴門骨がありました。そんなには大きな鳴門骨ではありません。

これまでブログには全ては書いていませんが、鳴門骨のあるマダイは何尾かいました。

これほんとうに不味いかなあ、と思いながら、全て捌き終わり翌日の夕飯用に冷蔵しておきます。

近所では、そりゃあ、活き締め天然マダイですから、マダイのお裾分けを大喜びする家が増え、アラまで欲しがります。

マダイはダシとしても最高の魚で、アラはタイ飯から潮汁、味噌汁、そうめん・うどんの汁まで最高の素材になります。

翌日、近所の家へのお裾分けは、マダイ、マゴチ、オオモンハタがわかるように紙に書いて届けます。

自宅の夕食では、刺身と、消費量優先のシャブシャブで稼ぎます(笑)。

さて、いただきます!

マゴチは、イネゴチに慣れたせいか(笑)イネゴチのほうがうまい気がしましたが、マゴチのほうが身が柔らかく上品な味といえばそうかもしれません。比較せずマゴチはマゴチとして食べれば、これはやはりかなりうまい魚です。

オオモンハタは、漁師も羨む高級魚。期待を裏切りません。食感、旨み、脂とも最高。

さて、問題の麦ワラ大ダイです。

刺身を引くときも、どう見ても産卵後の脂の抜けた身というより、美味しいキロ級マダイの身質にしか思えません。

大ダイだと刺身で薄めに引くと、繊維から崩れてくるようなダラしのなさがあるのですが、このマダイはそれが一切ありません。やはり身がしっかり締まっています。

そして口に運ぶと・・・。

な・な・な・なんと!、、、う・ま・い。。。

これまで食べた、全てのマダイを入れても、過去最高の美味さ。。。

シャブシャブは?

これも身が崩れずプリプリし、皮がコリコリ、最高の食感と旨みです。

マダイのシャブシャブはこれまでも何度かしましたが、それほど好きではありませんでした。しかし、このマダイは強烈にうまい。決してオーバーではありません。

当然、産卵直後の魚が美味くないというのは決して間違いではないはず。

このマダイだけ、個体的なものでしょうか?

このマダイが産卵前だったらどれくらい美味かったのでしょうか? いえいえ・・・これ以上に美味いというのは想像できません。

わざわざこんな記事を書きたくなるほど、本当に感動しました。

産卵を終えた魚を釣るほうが資源的にも心理的にもラクですしね。

ただやはり産卵直後は不味いというのは嘘ではないでしょうから。。。もし大ダイを釣って、おそろしく不味くてもクレームはなしにしてください(笑)

こんなマダイにまた出会えるでしょうか。マダイ熱がさらに高まります。

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なんとかエセ〇〇研究家の面目保ちました。西伊豆 2014/06/21 [ボート釣行記]

6月21日(土曜)に西伊豆B港出船で釣行しました。

まだまだ気温も高くなさそうなので、前日にC港にて車中泊。

前夜車中憩タイム。寝つけ酒は、もうワインではなくなっています(笑)。
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ランプがないと、暗い中、飲み食いしても旨くないからですね~。

朝3時に起床。気温も高くなく、まあまあ寝られたほうでしょうか。

朝5時に出船。

海はベタナギ。曇りで涼しく。最高の気分です。

南西風予報ですが、弱風なので大丈夫か? ただ午後から南西6m予報なので注意はしておきます。

B港はアオリ狙いのほうではありませんが、今年はこちらでキロオーバー釣っていますので、まずはアオリ狙いから。

あまりこちらでアオリ狙いをしていませんので、実績ポイントは少ないのですが、藻を中心に攻めてゆきます。

その中でも最も潮通しのよさそうなポイントを攻めます。

数投目で700gアオリGET。

水深が3~6mなので、シャロータイプのエギに交換。確か沈下速度は5秒/1mだったと思うので、それでカウントダウン。着底させてしまうと即藻掛かりします。

スロー沈下と軽いシャクリ誘いでエギ任せ。これで500gアオリGET。

その後、実績ポイントへ移動。

ノーマルエギに戻し、即アタリあり。

マルイカでした。

ここでも水深5m前後でシャロータイプのエギに交換。これでまたマルイカ。

その後、沈黙。1時間強でアオリは終了。

今日もマダイは集中しては狙わない予定です。マダイ鉄板ポイント90mへはいかず、50mまでの水深を中心として、タイラバ、インチク、スロージギングでの魚狙いです。ただキロ前後のマダイは刺身でペロッといきますので歓迎です。

タイラバは、スロージギングタックルでやってみます。スロジグロッドに水深カウンター付きベイトリール PE1.2&リーダー4号と少しゴッつくなっています。

ポイントは、またいくつか事前にネット海底地形図で新ポイントを見当つけGPSに新登録してあります。

まずは50mポイントでタイラバ。ここは一つテンヤで小さなマダイ実績があります。

2投目くらいでしょうか、強いアタリ。ガツガツッときました。乗るか? 乗らず。

ここは集中して誘い巻き。2度目のガツガツ後、即、底への反転乗りです。ドラグが唸ります。

その突っ込みで、大ダイを連想しましたが、それ以外はあまり抵抗なし。マダイではなさそう。

タイラバでマダイでないことが嬉しい今日この頃、ワクワクドキドキ(笑)

浮いてきたのは!おおおおっ!!! オオオオ~モン!

高級魚!オオモンハタ、45cmの大型でした!

これでエセ〇〇研究家=エセハタ研究家の面目保ちました!(笑)

今日はイカ土産もあるので、これで気分に余裕ができます。

気分よく新ポイント巡りです。

過去一度だけ訪れたことのある夢の新天地まで足を延ばしてみます。どこからも情報を聞いたことも見たこともありません。これが私の釣りの一番の楽しみ・面白みです。以前書いたよう、迂闊にジギング天国のポイントを聞いてしまいますと、もうそれで行く気が失せてしまいます。

しかし夢見た新天地ですが沈黙。ただ潮が動いていませんでしたので、まだまだ何とも言えません。海域開拓は失敗があるからこそ面白く!

大きな根の麓部分水深90mくらいで、タイラバを落としても沈黙。スロジグを落としてみます。

ロングフォール数回後、スローショートジャーク数回後に、フッとジグを咥えたような重みが乗ります。底から5~7mくらいでしょうか。

来ました!けっこうな重み。そしてグングングンと細かく突っ込んできます。

マダイではなさそう。ロッドがしなりけっこう引きます。何者?!

しかし、、、2~30m上げたところで軽くなる。。。

上げてみると、また。。。葉山に続き、アシストフックのリア側、今度は2本バッサリ切られていました。本当に何者なんだ?

実はリアフックに工夫していますのでリアのフックだけ齧ったというのは理解できますが、新品のフック2本をゴッソリ齧り取るとは。タチウオは何度か釣っていますので違うと思います。

その後、インチクやタイラバ、スロジグを交えながら元のポイントへ戻してゆきます。

11時くらいでしょうか、朝オオモンハタを釣った水深40mポイントに戻ってきました。

既にカップルが2馬力船ゴムボートでアンカリングしています。女性がキロ前後のマダイを上げていました。

この近くで魚探で探ると、マダイらしき反応があります。過去実績からもキロ前後の食べごろのマダイの群れでしょうか。食いたい一心です(笑)

タイラバを落としてみます。

着底2・3回目でしょうか、ゴツンゴツンと強いアタリ。誘い巻きを続けると再度、ゴツンゴツンとアタリ。朝のオオモンハタのようなアタリです。

竿が絞り込まれ乗った感覚。ここで少しドラグを鳴らせ走りますが、朝のオオモンハタのようないきなりの底への反転はありません。

最初のうち、キュキュキュキュとドラグを鳴らして突っ込みますが、まだ掛けられたのを気付いていないのか、その程度の引きです。しかしやはりマダイでしょう。

タイラバではアタリからの海底への反転でかかると言いますが、ラバーを追ってガツガツ齧っているときに唇の外側にかかることが多いです。竿が絞りこまれるのは巻き続けているからです。反転してくれれば今回のオオモンハタのようにいきなり突っ込んでくれることでしょう。

巻き掛けの場合は、特に頭振りを期待します。聞き合わせや巻き続けによりマダイが掛けられたのに気づき抵抗してきます。それにより2本目のフックがかかること、さらに1本目のフックがさらに食い込んでくれるからです。

タックルがスロジグタックルでのタイラバなので、いつもと少し感覚がずれますが、次第に、ドラグのキュキュキュキュが、キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュと突っ込みが凄くなってきました(笑)

いい型なのは間違いないが、いつもの水深より半分くらいなので魚の走りとともに、引き自体も強く感じるのでしょうか。

それでも巻いた分、それ以上に突っ込み走ってゆきます。

このポイントでは食べごろマダイのポイントという先入観があるので、自分が何をこんなにモタモタしているのかその時はよく理解できていません。

前述したようにスロジグタックルPE1.2&リーダー4号なので強気にいけますが、今度はフックを延ばされる切られる、あるいは魚の身切れという危険があるので、やはり慎重にいきます。

目印のカップルのボートからだいぶ流され、ようやく魚が浮いてきました。

白い魚体に、七色のケイムラ(笑)の縁取り。マダイです。

デカイ・・・。うっすらと魚体が見える段階で70UPは確信しました。

マダイは避けるといいながらも、、、最高に嬉しい瞬間です。。。

無事、ネットイン。

78cmオスマダイでした。

昼過ぎて、予報どおり南西風が少し強くなってきました。要注意ですが危険なほどではありません。しかし出航地の湾口近く限定にしておきます。

ここは気分的に余裕あるのでインチクを中心にします。

水深80mをインチク200g&ジギングスピニングリールタックルで攻めてみます。

しかし1回でギブアップ。インチクが重いということもありますが、スピニングだと引き重りがきついです(笑)  

低ギア比のベイトリールだと深場での回収はきついイメージがありますが、回数が増えても巻くのが軽くなるので、結果的にラクかもしれません。それに当然、誘い巻きでは低ギア比のほうが微妙なコントロールをしやすいですしね。

その後は、魚の反応・アタリがありません。

ラストはアオリで締めるか?

岸側に戻り、アオリ開始。潮目もできていながら全く反応なし。ダメ。

この浅場にいて、ふと、最近自分が一番やりたいことを思い出す。

ヒララバ(タイラバヒラメ)です。とくに浅場でのキャストタイラバです。

このキャストタイラバにはシマノから専用の投げ式炎月というものがあり、それを前から準備していて1~2回ほど使いましたがダメでした。

しかしそれでも描いたイメージとしては、タイラバ・インチク第一人者である佐々木洋三氏がこの投げ式炎月を磯場でキャストし、「なんと、いきなりヒラメがきちゃいましたよ~」とヒラメを上げたイメージです。


ただ、ある情報ではこの地域、産卵期のマゴチがメスと勘違いしてサカタザメを誘惑しているほどらしいので、私の中ではヒラメがマゴチのイメージに入れかわっています。

ジギングタックルに炎月投げ式を付け、

きゃあああ~すと~~~

サミングで着底確認。即巻き始めます。

するとすぐに、

来た! と、ゴツゴツときた感じがしたのですが・・・。

ここはアオリ狙いの岩礁帯。

根掛かりです。

ン?待てよ 強く引くと寄ってきます。藻ではこんなに重くないし。エイか?

さらに引っ張ると、ゴツゴツゴツと小さく引き込んできます。これでエイ消去!

根掛かり感がするほどですから、いい引きです。

この小さなゴツゴツゴツ感から、マゴチ、ヒラメ消去!

では何だろう?

先のインチク200gでドラグキツキツにしています。マズイなあ。

しかしドラグは、ファイト中締めるより緩めるほうがバラしやすくなります。PEも1.5号なので、このまま慎重にやりとり。

変わらず、根掛かり感&小さなゴツゴツゴツ感の引き。

なんとか上げてくると。。。

おおおお! マゴチだ! デカイ! 60cmUPです。

ネットに入れても恐ろしく暴れます。ボートに上げても跳ね上がって逃げてしまいそうです。

実は、私はエセハタ研究家でもあり、エセコチ研究家でもあります。

他人の釣りのブログで、釣ったワニ・イネゴチをマゴチと間違っていたり、イネゴチをワニゴチと言っていたりすると、知らない人でもつい訂正のコメントを書いてきました(笑)。もちろん気分を害さないよう「ワニ・イネゴチは最高に旨い魚です。おめでとうございます。」と付け加えたりします。

そういうエセコチ研究家の私でしたが、好調期のマゴチ乗合船でもボウズを食らったり、ワニ・イネゴチは釣っていても、実際にはマゴチを釣ったことも食べたこともありませんでした。。。

ようやくこのエセコチ研究家の私も、このデカマゴチで本物になれそうです(笑)

また葉山一色でもマゴチが好調らしいので、この炎月投げ式で狙う楽しみが増えてきました。もちろん佐々木洋三氏のようにヒラメも狙えることになります。

気をよくして第2投目です!

キター!また根掛かり感!!!

しかし、今度は本当の根掛かりでした。。。大切な炎月投げ式ロスト。。。悲しい。。。

だから今では何gだったかもう確認できません。色はオレンジゴールドでしたが。

砂地狙いならあまり根掛かりはないでしょう。

その後アオリをやるも無反応でしたので、これで終了。


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【今日の釣果】
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アオリ 2(700g、500g)  ※1杯はボート屋さんへお土産
マルイカ 2
オオモンハタ 1(45cm、1.4kg)
マダイ 1(78cm、4.5kg)
マゴチ 1(61cm、1.75kg)

マダイはオスで頭が大きいのに、長さの割には軽いです。白子もほぼなし。完全に産卵後の個体です。お味はどうか(笑) 一応刺身でも食べてみます。

さて、今回また西伊豆で悲しいことを聞きました。

前回、A港ボート屋で転覆事故があったと書きましたが、こちらB港でも、あるお客さんが浅瀬で暗岩にボートを引っかけ、ボート自体を一艘お釈迦にしたそうです。転覆はしなかったそうですが。

こちらのボート屋さんでは弁償を求めていないようで、そのため一艘だけになってしまいました。というか弁償しろよ。。。

葉山の長者ヶ崎もそうですが、西伊豆は暗岩が点在しています。あまり甘く見て浅瀬に寄ると危険です。

A港ボート屋の転覆事故の件も、同じ西伊豆なのでB港のボート屋ご主人も知っていて、どうやら波が高くなってきたときその波が引いたタイミングで暗岩に乗り上げた転覆事故のようです。

西伊豆ではあるポイントで本当によく座礁事故があるそうです。このポイントは初めて来たときやばそうだなと思ったところです。また今日の新ポイント探索でも、水深90mを探っているのに近くに岩が出ていたりします。

浅瀬でも深場でも、慣れれば慣れるほど慎重に。



タイラバVSスロジグVSインチク喧嘩両成敗・葉山 2014/06/15 [ボート釣行記]

天気予報から、土曜日は西伊豆も葉山も風強く、西伊豆は日曜日も西風気配。

15日(日)、葉山・大海荘での出船を決定しました。

狙いは、サバ祭りが始まっているので、サバの土産確保と、スロージギングタックルでの本格れんしゅうです。

あともちろんタイラバも。しかし、、、流石に、マダイがまだ残っています。。。

ここのところ和・洋料理でマダイを堪能し、毎日おいしく食べてきましたが、それでも味噌漬けやら、お頭などがストックオーバー。

タイラバをやるにしてもマダイが釣れないように(笑)、イワシイミテイトのホロネクタイで、ヒラメ狙いとします。とはいえ、数年前、タイラバで2回目に釣ったマダイは、ピンク・シルバーヘッドのホロネクタイでしたが(笑) 

この日の予報では、前日同様、昼前から南風が上がる予報なので、午前上がりを予定しておきます。


6時前に出船です。

朝一はいつものようにアオリの様子見から開始です。風なくノーマルエギでいけるいいコンディションです。

実績ポイントを数カ所巡り、30分後くらいでしょうか、気配あり!

軽くしゃくってステイ。するとクン・グ~ンと強く穂先が入りました! 反射的に合わせるも、乗りません。。。

再度同じポイントへキャスト。数回シャクリ、ボートの近くまで寄り約45度の角度でステイ。

ラインを張っても、ボートが流れていませんので、エギが手前に寄りながらのフォール状態です。

再度、クン・グ~ンときました! けっこう強烈に持っていきましたが、乗らず。手先だけ出しているような感じでしょうか。普通なら向こう合わせで乗るアタリです。

その2回以降はまったく反応なくなりますが、感触としてはいい感じです。継続するかどうか迷います。

アオリの食い気は、潮どまり時間を目安にする時間帯以外に、その中間くらいでも本当の時合があることが多い気がしますが、午前に南西予報なので、アオリは1時間弱でストップ。

サバの土産確保と、スロジグ、ヒララバ(ヒラメ狙いのタイラバ)へ向かいます。

しかし南西風予報なので、少し遠い魚のベストポイントへは慎重を期して控えます。

水深30mくらいですぐにイワシの大群。

まずはスロジグでチャレンジです。やはりスロジグ専用ロッドは、ライトジギングロッドよりそれらしくしゃくれます。

最初は反応なくてもOK、ロングフォールを取り混ぜ、少し粘っていると、ロッドがひん曲がりました!

根掛かりのようなかなりゴツい感触です。しかし数秒で軽くなりました。。。

上げてみると、フックの1本が切られていました。

後からよく見てみると、フックのチモトを横から噛んだような、マダイ風の歯型がチモトカバーについていました。しかしマダイだとするとそれほどデカい歯型ではなく、あの根掛かり感ほどはしないと思います。

せっかくこれだけのイワシがいるので、落とし込みサビキを用意して落としてみます。すぐにコツコツと何匹かかかりそのまま待つ一方で、スロージギングを続けます。

スロジグでアタリあり。しかし異様に軽い。上げてみると、アシストフックに子サバのダブル。それが何回も続きます。ジグ本体というよりは、光るフックに食いついている感じです。ちゃんと口にかかっていましたから。

嫌な予感がします。落とし込みサビキのほうもイワシではなく子サバが食いついているのか?そうすると仕掛けは?

上げてみますと、案の定小サバで、仕掛けはグチャグチャ。はい、これで落とし込みサビキは終了です。というかオモリが軽すぎたかもしれません。

その後、スロジグで、落としたり巻き上げるだけで、サバが入れ食いになるようになります。スローもハイも関係なし(笑)

とはいえ、サバがデカイのでそんなに数は土産に要りません。

また身にアニサキスがいる個体もいるので、鮮度を保つために早めに捌いて、日に照らして、アニーがいないかの確認時間のほうが、釣りしている時間以上に長く。 ある意味、サバの土産も戦々恐々です。こんなんでしめ鯖が食えるのだろうか(笑)

腹を捌いてみると、やはりアニサキスがいます。

どうするか。。。しかし、どうするか、こうするかもなく捌いた以上は持ち帰りです(笑) それでも1匹海に捨ててしまいました。自分ながら、なんでそういうことするかな・・・と。

そのうちに沖合に鳥山発見。その時点で捌いてクーラーにキープしたサバは5匹でしたから、もううちの土産ではMAX状態。それでも一応攻めてみます。

大した鳥山でもなく、ジグをキャストしても何も食いません。他のボートも釣れていないようです。ならここでその下の魚を狙うべく、インチクを投入。着底させ、巻いてくると、ガツンときました。

けっこうな引きですが泳いでいますので青物です。上げてみると50cmくらいの大サバでした。サバは本当にこれでラストキープとします。

そろそろ南西風警戒をして出航地の長者沖に戻しておきます。この長者沖は、やはり地形の延長か、いい底質があるところがあります。

今日は、スロジグタックルでインチクもシャクってみます。やはりインチクもいつものようなスピニングリールだと感覚がよくない気がします。6kgマダイはベイトリールでのインチクでした。

このベイトでのインチクで一度ガツンガツンとアタリがあり。しかし乗りませんでした。

この近くのポイントで以前、ヒラメを釣ったことがあるので、ここでヒララバに変更して落としてみます。

すると何投目かで、強烈にガツガツガツガツと来ました。

マダイでこのアタリならずっと追ってくるはずなのですが、この魚はそれで終わり。

上げてみると、ホロネクタイにナイフのような傷跡が何カ所かありました。ヒラメか?

何か近づいた気がしますが、あまり追ってこないので、即、ガツンとフックまで齧ってくれないと掛けられそうもありません。

そのあとも、このヒララバでアタリあり。しかし掛からず。でもこの反応なら1日通しでやる気にもなってきます。

ヒララバでアタリがなくなったあと、その場でまたスロジグを落としてみると、子サバのダブルだの、トラギスだの釣れます(笑)

その後、予報通り南西風が上がり海もバタバタしてきました。 隣のボート屋さんも早上がりしています。こちらも退散。

帰り道、浅場のエギングでマルイカ1杯で終了。

スロジグVSヒララバ(タイラバ)VSインチクの勝負、引き分けです(笑) その御成敗は「貧果」にて、喧嘩両成敗となりました。

【今日の釣果】
サバ 6匹(40~50cm)
マルイカ 1

その他:クラカゲトラギス、小サバなど

今後、キャストジギングタックルは表層や、いつ起こるか分からないナブラ撃ちのために必須だとして、今回喧嘩両成敗のタイラバかスロジグなのか、またはインチクなのか迷うところです。

スロジグは専用ロッドでだいぶやりやすくなりましたが、タイラバのほうが断然ラクです。またスロジグタックルでのインチクも釣れる気がしてきました。なによりインチクではこれまで大ダイにブリの実績もあります。

久しぶりにサバの美味い土産と、今後の釣りでの楽しみにもなった釣行でした。

サバは3枚におろした後も、しっかりアニーを確認して砂糖締めのしめ鯖にしました。やはり最高です。また塩サバが単純ながらかなりうまかったのでまた楽しみです。特にサバは近所で期待している人も何人かいるのでその分も釣ってあげられたらと思いますが、、、人にあげるぶんアニーが心配です。

とにもかくも今週1週間がんばっておいしく食べて、次回ハングリー度を大いに高めたいと思います。




梅雨ちゃうやろって、こんな日に西伊豆2連荘するか? 2014/06/07-08 [ボート釣行記]

梅雨入り宣言され、逆に春アオリもあと約1か月ということで、ここは一つアオリを1日集中しなければという考えでした。

もちろん釣れれば釣れたで嬉しいのですが、昔ほどのアオリ熱意がありません。そこで2連荘釣行にして1日アオリに集中すれば、2日目を他の釣りができると、西伊豆に決定。そしてアオリ狙いのほうのA港で出航です。

ただ最近は、西伊豆車中泊も苦痛になってきました。足を伸ばして寝られるデカい車ながら狭い中で寝てると、古傷の右肩が何かちょっとした姿勢で痛みだし起きてしまいますし、そろそろ気温も暑くなってきました。

そこでもしかすると今後、西伊豆の車中泊は止め、遅いチェックインと早朝チェックアウトのできる安いリゾートホテルを利用するかもしれません。今回は前日はC港での車中泊、1日目が終わった夜はホテル泊にしました。

前日の天気予報では豪雨、大雨注意報って!これ梅雨じゃあないだろ!!!

風予報も終日北東10m前後。ただ西伊豆A港のアオリ狙いは湾内ですから大丈夫でしょう。ボート屋さんも大丈夫とのこと。

往きの道中では雨がかなり降っていたので流石に気分がブルーになります。何もこんな悪天候でわざわざ西伊豆遠征する必要があったのか。。。迷いと後悔がどんどん湧き出てきましたが、いけません。西伊豆道中は瞑想タイムです。釣れようが釣れまいが、この道中瞑想に一番の意味があるのです。

後で知ったのですが通り道の箱根では記録的な大雨だったそうで。

この日はC港で車中泊し、朝起きたとき、そして出港地のA港に着いたときも、小雨で完全な凪。

流石、西伊豆、やっぱりね、来たかいあり!

ところが、、、ボートを出す直前から急に北東・ナライ風が予報通り、明らかに10m以上吹き始めました。。。

北東風で大きな波は抑えられるものの、強風、また周波の短い鋭い小さい波が立っています。どうも速めの上り潮だったこともあり、潮と風がぶつかって三角波でザブザブになったそうです。

雨も豪雨ではないですが、けっこう降ってきました。寒いし。。。

湾内だけのつもりでも、ボート乗り場の近くしか出せる状況ではありません。それでも手漕ぎボートが出ているのがおもしろいところです(笑)。

この状況ではボートを流しながらでのアオリ狙いは全くできませんので、ブイなど人工物に固定してアオリ狙いを始めます。地元のボート屋はそれもOKになっています。

しかし、、、キャストすればラインが風で煽られ、エギがとんでもない方向に流される上、当然、アタリ取りもかなり厳しい状況です。

何度も帽子を飛ばされる強さです。風止めクリップがありますので飛んではいきませんが、前に聞いた転覆したお客さんの話を思い出します。そうは絶対なりたくはありません。

それでもダメ元で1日継続。全く反応なし。アタリが分からずの齧りもなし。

完ボウ長官でした。

正確にいえば、少しやったスロジグで、でかいアシストフックに小さいネンブツダイ1匹掛けてます(笑)ほんとうに南無妙法蓮華経でした。


その夜は、ホテル泊まりなので身体を休められます。
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オーシャンビューの部屋です!
実はこのホテルのある町は、昔いい思い出があり懐かしく。そうでなくても何か落ちつく町です。

夕方5時くらいにホテルの温泉に入ると、一人だけでのびのび。

ようやく誰か一人入ってきました。と、この人、入口のドアから湯船へ一直線。おいおい最初に体を洗えよ。。。

腹もでかい男です。この輩、デブながら肩のあたりの筋肉は格闘家風。そしてなにやら、時々自分の体をピシッピシッと叩く。おそらく学生相撲か知らないが、元相撲取りですな(笑)。

その夜は、AKBの総選挙を見ながら9時に就寝。今回、事件に見舞われながらよく頑張った! まあこれだけの一大イベントは主催者もなかなか中止にはできないでしょうけど。会場は雨だったんでしょうか? 政治のほうの選挙もこれくらいの熱意で参加しようね。

2日目のボート代は既に払っているので、朝は何時でも勝手に出ていいとのこと。

よし! 朝マズメ狙いだ。とはいいながらこれまで朝一で釣れた経験はあまりなく。しかしよく考えると、朝マズメとはもっと早い時間のことかもしれない。今回はいい機会で、薄明かりのうちから釣りしてみようと朝4時出船を目論む。

起床は2時15分。

ボートの準備を完了し予定どおり4時に出航できました。

海は凪ているし薄明りで雰囲気ありありです。夜行性のアオリならけっこういけそう!

風もないので非常にやりやすい。気分もいいです♪

ところが、、、全然反応なし。ダメ(笑)

本来、2日目はアオリではなく魚釣り予定にしており、また日曜日なので、朝10時には上がる予定です。

潮が全然動いていない状態だったので、もう少しやらなければなんとも言えませんが、アオリは1時間弱で見切ります。

その後、タイラバ&スロージギングスタートです。

早上がり予定なので、かなり広範囲にある私のマダイ実績ポイントの中でも、一番実績のポイントへ向けます。ここは、以前書いたように事前にネットの海底地形図でポイント立てしたところです。アオリ狙いのA港ですがこのマダイポイントへはB港より近いのです。

その途中、魚探反応で出る群れにスロジグで合わせてみます。群れはイワシだけではないのですが、イワシも水面でモジる程度で平和そうです。これもダメ。

地元の漁師さんたちは、最近はイサキがいいらしく、沖合に船団を作っており、こちらの近くにはあまりいません。

浅い水深でスロジグ、タイラバも落してみますが、全然反応なし。

途中道草釣りをしてましたので(笑)、ようやく目的地の実績ポイントについたのが6時45分くらいでしょうか。

タイラバを落としてみます。魚探反応には何も魚反応は映っていませんが、改めてみると近辺とは底質が違うのは読めます。

すると、誘い巻きでゴツンと1回か2回程度のアタリがあります。マダイはこの水深90mにいるのがわかりますが、タイラバを追ってくるほどの活性はありません。

という状況でこのポイントから2~300mほど流されたところで、ようやく乗りました。

まあまあの手応えです。ところがやはり食いが浅いのか、しばらくしてバレました。。。

またこの登録ポイントにピンポイントで戻します。

やはり来るときにはフォールのときからアタリがあることが多いようです。これはラインがまだなじんでないときに引っ掛かる感じと似ていますが、何投か落としていればラインもなじみ違いがわかります。できれば事前に自宅メンテで一度巻き直しておくと最初からしっかりアタリがとれるということになります。

フォールのアタリを感じたらその水深だけは記憶しておき、一度着底から巻き上げるときにそこに集中します。あるいは着底させなくても少し落としてから巻き上げてもいいでしょう。

このフォールでアタリがあった誘い巻上で、コツコツコツコツから竿が絞り込まれました。

これで50cmマダイが上がりました。

再度、同じスタート場所から流しなおすと、即、ゴツゴツ、しかし掛からない、数メートルまで断続的なゴツゴツ当たり、少々上にあげたところで竿が絞りこまれました。こちらも53cmマダイでした。

このマダイをボートに上げたときにライントラブル。もつれによる結び目が大きくできてしまったのでラインカット。

いつも私はPEをビミニツイストを結び、それにリーダーをセイカイノットで結んでいます。信頼ある結び方でしたが、この方法だと2回結ばなけれななりません。そこでYouTubeで見て少し練習しておいたこの方法を、船上で試してみました。


ラインを結び直し、また同じ場所から流し直したところ、着底から巻上で即ゴツンと1回来て、さらにゴツゴツからロッドを引き込まれると同時に、ドラグを唸らせてきました。

こちらは64cmマダイでした。

入れ食いか・・・。もういいです(笑) 鉄板ポイントで、時合が重なれば誰でもこうなるでしょう。

初本番の新ノットのほうもこれで信頼できるようになりました。これだと1回の結びだけでいけます。

この時点で7時30分。これで予定通り早上りできそうです。

晴れていたので景観もよく、それを楽しみながらタイラバができる、電動置き竿タイラバもやってみましたが今日は不発でした。
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戻りながら浅場ポイントや魚探反応を見ながら、キャストスロジグやタイラバを落としますが、まったく反応なし。

湾内に戻り、再度アオリの様子も見ますが、全く反応なし。

予定どおり10時に終了。

私のエア抜き術もかなり進歩しました。水深100m弱から上げても、帰りまでこのとおり逆さにならず元気に泳いでます。
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【2連荘釣果】
1日目 完ボウ長官あらためネンブツ1
2日目 マダイ3 (64cm-2.8kg、54cm、50cm)
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帰りは、時間の読める東名で帰りました。今では伊豆縦貫道もあるので日曜日ながら西伊豆から横浜自宅まで2時間45分で帰ることができました。そのため西伊豆ながら当日の夕食に間に合いました。

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真子も白子もだいぶ小さくなっていましたが、当日の刺身でも旨さは変わらず。

マダイも60cmを超えると少し身がダレてきますが、これも家の素人曰くトロマダイだねと(笑)。50cm級は歯ごたえ、旨みは申し分なし。変わらずかなり美味いです。

これから毎日でも順次寝かした身を食べていくのも楽しみです。1尾はいつも大喜びしてくれる近所に全て捌いて一式進呈。


タグ:マダイ

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